数名の顔を思い浮かべてしまった。




地方から出てきた親

親としてはがんばってがんばって努力して


(私は親が地方からでてきてるってだけで、

親はその地になじんだりすることにも大変だろうし、しゃかりきすぎちゃったり

して大変だとは思うんだよね。自分の親もそうだし)


子供に期待をかけて

自慢の息子にさせるべく

自分のためじゃないけれど、もちろん息子のためだけど

私の子、私たち夫婦の子だから、デキル子のはず。

やらせてみたら、ホラ、できた。






子供なんて、無理やり勉強させないと勉強しないもんだけどさ。


大人だって、無理やり(テストがある)とか、無理やりなモチベーションがないと

なかなか勉強できないし。




でも、親が子供の能力を過大評価して

子供なんて、子供なんだから、



親の過大評価を、自分の評価だと思い込んでて




オレって、できちゃってる?

オレって、すごい?


なんて思っちゃってて




できなかった時のギャップに悩んだりする。





まあ、普通は、そこで「親は親ばか」ってことにも気づくんだろうけど。






実際、



「それ、親がやっただろー」という作品を出してる



と話題の家族も子供たちの友達であるし。








25にもなって、親の責任うんぬんってことじゃないし

親も、25の息子のために、謝罪会見してるって

どうなの?とは思うけど。







「先伸び」さんは、 「小学校の貯金」で中学を乗り越えて、

その間に、自己評価をきちんとして、世間をしっかり見ていかないと

いろんな意味で、苦しいんだろうなあ。とは思うね。


ある意味、超自信満々で生きてるんだけど

「できない自分」を必死で見ないふりをして

「できない自分」を隠すために

周りを攻撃してみたりして。



大人になると、「できてたこと」が「できなくなる」っていうことは

多々あって、体力とか記憶力とかが落ちてね。

でも、それって、周りの人間もそうだし、

頭の中身も大人だから、それに対応できるよね。


たまに、運動会で、

上半身:「若い頃のスピード」

下半身:「現実のスピード」

でおかしくなって、コケるお父さんもいるけど。



子供でそれを経験するって、適応するのが難しいんだろうね。

親も自分の子供のそれに適応していって支えるべきなんだけど。




私も弟も 「後伸び」さん


成長することがアタリマエ。

勉強すれば伸びるのがアタリマエ。

できないことは、どんどんできるようになるのがアタリマエ。


と思って生きてきたけど

だんだんできなくなる苦しみっていうのもあるんだなあ。とちょっと驚いたよ。



我が家だって、相当無理やり勉強させてるけど

(レベルのひくーい勉強だが)

無理やり勉強させることが「悪」とは思えないし

そうでもしないと、あほあほまっしぐらだし。



いや~、あれ以上アホになってしまったら、

一生「3の倍数」で生きないと…と心配になるが。



親としてちょっと考えてしまうね。





でも、まだまだこれから楽しいことも、悲しいことも経験していくべく

命がたくさん失われ、罪もなく、その場にそのタイミングでいたというだけで

理不尽な理由で心も体も傷つけられて、その怒りを相手にぶつけられない

という人々がたくさんでてしまったことが残念だね。