お久しぶりです。

風邪ひいてしまったこともあり、更新が滞りました。


さて、今回からは技術よりな話でもしようかと思っています。

技術よりの話というか、自分が疑問に思っていることを書きなぐる、と言った方が正しいかもしれません。

なので、放り投げた疑問に答えられる部分があったらガシガシ書いてくださいね!



ともあれ、そんな感じで。

1回目としてまずはステアを取り上げて話をしていきたいと思います。



週1の更新なので写真はなるべくふんだんに使っていく予定であります。


ちなみに今回作ったカクテルは


貰い物のブランデー
457番目の止まり木-ブランデー


こんなブランデーを使ってフレンチコネクションを作りました。


レシピ:ビルド ←ステアじゃないのは気にしない

ブランデー……45ml

アマレット・ディサローノ……15ml


氷入りオールドファッションドグラスに注ぐ



いや、一応載せるなら、新しいカクテルにしておこうかと思ったんです。

なのでその辺についてはスルーしてください。

ベルモットが無い我が家ではステアで作るカクテルってチョイスが難しいんですよ。


ということで、作成行程の話に戻ります。



ミキシンググラスに氷(7~8個入ってます)
457番目の止まり木-ステア1

自宅の製氷機で作った氷なのでサイズが小さいのかなー、とか思いつつ。

我が家の製氷機ではこれが限界。

やっぱりもう少し大きい方がいいんでしょうかねぇ……



水を入れたミキシンググラス
457番目の止まり木-ステア2

行程その1:グラスを冷やす


……ってことで。

氷の霜を取り除きつつ、ステアしてグラスを冷やします。

水は後に入れる材料よりも多めで(材料入れた写真と比べてね!)


勿論、水は別のグラスで既に冷やしたものを入れています。


けど、氷が小さいんだから水を入れるだけでステアした方がいいのかもしれませんねぇ。



スプーンの高さって……
457番目の止まり木-ステア3

どの辺にするべきなんでしょ?

底につけない方がいいのかなぁ?とか思い少し浮かした状態で回してます。


出来のいいバーテンダーは「ステアしても音がしない」と言いますけれど。

最低でも氷が側面と擦れる音とか、水が入っていなければ底と摩擦する音とか。

そういうのは必ずすると思うんですけれど、音がしないって何の音のことを言っているんだろう?


あと、動画とか探すとクラッシュドアイス的なものでやってるバーテンダーもいますね。

アレも溶けないんだろうかと疑問になる所です。



材料を入れました
457番目の止まり木-ステア4

冷やした(霜のついた)ラインよりも材料が上に来たら意味が無いですからね。

さっきよりも高さが低くなってるでしょ?

ここから(フレンチコネクションには必要のない)ステアを開始します。



やはりバースプーンの使い方が分からない
457番目の止まり木-ステア5

本当に高さとか回し方とか教えて欲しい。

というか、本物を見せてくれ、という所なのかなー。


しかしですね。

見ての通り、この状態では氷のバランスがやっぱり悪いような気がするんですよね。

回し難いというか、位置関係がズレ易いというか。


氷自体は角が取れて余計な水分が出ないようになってはいると思うんですけれどもー。


いぁ、固く透き通った氷ではないのでダメではあるんですけれどね(。。)



ともあれ、20回ぐらい回してステア終了になる訳ですが。


ここで最後……から2番目の疑問。


回す速さ。

当然ながらゆっくり回した方が丁寧になる訳なんですけれども。

どれぐらいのスピードで回すべきなんでしょうね。


とはいえ、僕の腕で確実に音がしない(スプーンがグラスから離れない≒氷に余計な動きをさせない)スピードっていうと大体決まってきてしまうんですけどねぇ(汗



そして最後の疑問。

止め方。


動画とかではステアを止める時って、結構ピタっと止めてる感があるんですけれど。

あれはそういう感じで止めるべきなのか、電車じゃないけど徐々にスピードを落とすべきなのかどっちなのでしょうね?


少なくとも、この氷でやる分には後者一択って感はあるんですけれども

(サイズが小さい=隙間が大きい=スプーンをぴたっと止めたぐらいでは氷までぴたっと止められない)



どうなのかなー、って感じです。



French Connection(フレンチ・コネクション)
457番目の止まり木-フレンチコネクション

そんなこんなで完成。

これもゴッド・ファーザー同様、アマレットが入る事で飲みやすくなったカクテルだと思います。


オススメ、なのかな?



しかし、これだと随分氷の所為にしてる所があるような……

うーん、今度、納得のいく(言い訳のできない)条件を揃えてやってみますかねぇ。

夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらで
ねやのひまさへ つれなかりけり



ということで。

あけましておめでとうございます。


大体元旦の朝はこれぐらいの時間までいつも起きているんですよねぇ。


で、大体朝まで生テレビを流しながら(元旦は夜が明ける前から政治について考える)、百人一首をするというのがここ数年のお約束になっております。


とはいえ、この辺の話はこのブログの主旨には合わないことウケアイなので割愛。

今日行った正月らしいイベントその2(ただし、実行は今年のみ)について解説致します。



元旦のイベントって何ですか?


新年の挨拶、御節、お年玉……

まぁ、色々あるんでしょうけれど、ここで話題に挙げるのは初日の出のコトです。



このブログは今までかなりの数のカクテルを紹介してきました。

中にはなんでそんな変なのを作っちゃったの?っていうのもありました。


無論、それは手持ちの材料の都合とかもある訳ですが。

その中で、どーしてか材料もあるのに作られなかったカクテルがあります。


それが11月ぐらいから予定していた今回の企画だった訳です。



……が。

とりあえずこれを見て欲しい。



Tequila Sunrise(テキーラ・サンライズ)
457番目の止まり木-テキーラサンライズ2

レシピ:ビルド

テキーラ……45ml

オレンジジュース……90ml

グレナデンシロップ……2tsp

スライスオレンジ


【ロケ地:ウチの建物の屋上】



初日の出にグレナデンを重ねる画が撮りたかった訳さ!


寒い中頑張って外に行きつつも、朝焼けのバックにサンライズが融ける一枚が取れる筈だった訳です。

それが自重しない雲のおかげでこんな有様に。

(地平線から青い帯の様に広がる雲が今回の敗因)


ごめんね、企画倒れになっちゃったよ(涙目


どうも、外で30分ぐらい我慢すれば太陽が見える瞬間を迎えることは出来そうではあったのですが。

第一に寒くて辛いっていうことと。

見ての通り、既に朝焼けというより青空になっていたので諦めました。

まぁ、テレビの方でもダメっぽかったみたいだし、仕方ないね。



そんな訳でいきなり躓くことになった新年ですが。

みなさん、よろしくお願いします。




おまけ。


部屋の中で撮ったサンライズ。
457番目の止まり木-テキーラサンライズ

飲む頃には大分氷が解けて薄くなっていました。

あと、サンライズはストローなしで出されるのが基本だけど、上手く混ぜて飲む方が美味しいよね。


【1月2日 追記】

明記していなかった今後の更新ペースについてですが。

お酒ネタと限定しての隔日更新というのが結構キツイ事が分かったので頻度を下げます。

最低ラインとしては一応週1は守りたい、という事で。

今年最後の朝はどんな朝でしょうか。


こんばんわ、というか最早おはようございますな時間ですね(汗

何だかんだ色々やらされた結果がコレです、ハイ。


本当は来年の抱負とか語るべきなのかなー、とか思ったりするんですけど。

抱負も何も、とりあえず「生き残れ」って感じだと思うので日々頑張りたいと思います。


6年振り、4回目(小・中・大、高校は中高一貫なので感覚的には4年生)の1年生ですからね。

無い適応力を総動員していく訳です、ハイ。


そんな訳で特に反省会等をする訳でもなくメインのコーナーへ移行。




Ward Eight(ワード・エイト)
457番目の止まり木-ワードエイト

レシピ:シェーク

ライ・ウイスキー……1/2

オレンジジュース……1/4

レモンジュース……1/4

グレナデンシロップ……2dashes


ボストン市を8区に分けた区政が始まった記念に作られたカクテル。


味は酸っぱいオレンジのバックにウイスキーが横たわっている感じ。

というと聞こえが多分悪いんだろうなぁ……


シェークが足りないのかどうなのか。

あんまりオレンジとウイスキーが融合していない気がするんですよねぇ。

これは技術の問題なのか銘柄の問題なのか……

ちなみにコレはワードエイトに限らず、他のカクテルでもそういう感想を抱いている訳ですが。

やっぱり大して得意でも無いベースのカクテルっていうのは上手く作るのは難しいものです。




Emerald Special(エメラルド・スペシャル)
457番目の止まり木-エメラルドスペシャル


レシピ:シェーク

ウォッカ……2/12

ピーチリキュール……4/12

ブルーキュラソー……3/12

オレンジジュース……3/12



エメラルドの意味は精神の安定。

この幸せな時間に感謝を。


思ったよりもそれっぽい色になったのが良かったなと思います。

味の方はまぁ、ウォッカを加えたファジーネーブル、といった所なんですが。

見ての通り、オレンジとピーチの量関係が逆転してるんですね。

キュラソーも一応オレンジの味方をしてるっぽいんですがファジーネーブルに比べると桃ぃ。


そんな感じで味のイニシアチブを取り合ってる3種に対して全く関係ない次元にいるのがウォッカ。


雰囲気的には

「ファジーネーブルだ!」

「にしては甘い」

「何か、ファジーネーブルには無い後味(アルコール感)がするよ!!」


という感じでしょうかね。

やっぱりアルコールが足りない人はどうぞ、という感じなんでしょうかね。




と、言うわけで今年の更新は終了。


来年の事についてなんですが。

少し、技術面関係に関するトークとかを中心にしようかなーと思っています。


ネタが尽きたからとか、忙しさが増してるからとか。

そういう諸々の事情から止めとけとお達しが来てるっぽいので。


実際にどんな話をUPできるのかは定かではないんですが、ちょくちょく上げて行きたいと思っております。



勿論、何か真新しいのを作ったとか、そーいうのがあればそれはそれでアップしますけどね。

それでは、来年もよろしくお願いします。

夜分遅くにこんばんわ。

本年の更新も今回を含め残り2回となりました。


そろそろ来年の事を考えた方がいい気もしますけれども……

すいません、時間的余裕が無いのでそれはまた後日。


そう言えば元旦は曇りっぽいらしいですね。

ある事を企画していたんですが、どうにも失敗に終わる予感がします(。。)




Phoenix(フェニックス)
457番目の止まり木-フェニックス


レシピ:シェーク

ウォッカ……30ml

ピーチリキュール……25ml

アマレット……5ml

パイナップルジュース……45ml

オレンジジュース……45ml

グレープフルーツピール

マラスキーノチェリー

ミントリーフ



灰から蘇る火の鳥さんです。


ミントリーフは省かせていただいております、すいません。

多分、羽か何かを象徴する物なんだろうから抜かない方が良かったのだと思うんですけどねー。


味としてはファジーネーブルに近いです(ミントが入ると変わる可能性アリ)

そもそもファジーネーブルにパイナップルを入れてもそんなに変化が無いんですよね。

なのでこれはそれにウォッカが入った、ぐらいの感じであります。

(アマレットは空気と化している)


正直言ってこの状態だとファジーネーブルの方が美味しいと言う所かと思います。

アルコール度数が足りなければ話は違うんでしょうけれど。

ウォッカのアルコールが和を乱す感じがあるのと、それの所為でパイナップルの苦味が後味に出るのが問題ですかね。


ただ、それでもまぁ、スクリュードライバーに比べれば飲みやすいかなと思いますけれど。



No Name(ノー・ネーム)
457番目の止まり木-ノーネーム

レシピ:シェーク

ジン……1/4

アマレット……1/4

パイナップルジュース……1/4

生クリーム……1/4



我輩はぬこである、名前はまだ無い(==


先日のスイートマリアに比較的近いカクテルですね。

パイナップルジュースが全体的な角を消してくれて飲み易く出来上がっていると思います。



無銘って事なんですが、どうなんでしょうね。


確かに便宜上は必要なコトなんでしょうけれども。

カクテルってのは本来そうあるものの様な気もするんですよ。



というのはですね。

カクテルって商品を考えた時に、それって飲み物というよりはサービスだと思うんです。


食べ物・飲み物だったら大体美味しいという感覚に浸る、お腹を満たす(渇きを癒す)っていう2つの目的の為に存在する事になるんですけれど。


サービスだとそうじゃなくて。

色んな目的があって、色んな意味や捉え方が出てくると思うんですよね。

言い換えるならば何の為に存在しているかが明確でないまま実体を持っているというコト。


だからこそ、それは目的が生まれた時に名付けられるべきだと思うんですよね。

つまり、その名前は人によって違うものがついても構わないと言うことです。



カクテルの世界ではそれを体現しているカクテルが既にありますよね。


そう、マティーニです。


カクテルに浸ること、それを「マティーニを飲む」と表現する人もいて。

だからこそ、あらゆるカクテルは即ちマティーニなのだと口にする。



そんな発言を何処かで見たような……すいません詳しくは覚えていないです(何



という投げやりな感じなのですが(汗

どうにか体裁のつくように纏めると。



そういう存在だからこそ。

その光(名前、意味)を失ってしまっても、また、灰の中から蘇ることが出来るのだと僕は思うのです。


こんばんわ。

昨日は予定外の仕事が入ってしまってギリギリになってしまいました。


みなさんはもう休みに入られたのでしょうか?

僕の周りではそうでもない人の方が多いんですけれど。


正月ぐらいはゆっくりと休みたいですよねー。



Gin Daisy(ジン・デイジー)

457番目の止まり木-ジン・デイジー


レシピ:シェーク

ジン……45ml

レモンジュース……20ml

グレナデンシロップ……2tsp

レモンスライス


クラッシュドアイスを詰めたゴブレットに注ぐ。



前回の記事で名前を出したので作りました。

本当はクラッシュドアイスなんですけれども、時間の都合で……すいません。


味の方はレシピを見ての通りっていう感じですかね。

なんていうか、最近、この味に慣れてきましたよ、ハイ。

でも今日は少しきつく絞りすぎたらしく少し苦い。


ちょっと失敗。

けれど、いつもは酸っぱ過ぎて辛いからなー。


多少は苦味を入れてもいいのかもしれない、とか思ってみた。



写真を見ての通り、かなり赤いんですけれど。
実は今回はグレナデンを1tspしか入れてないんですよ。

2tsp入れたら真っ赤になるのが分かっていますからね。


レシピ本ってもっとオレンジっぽい色をしているんですけれども、あれってどーなってるんだろう。




Sweet Maria(スイート・マリア)
457番目の止まり木-スイートマリア

レシピ:シェーク

ウォッカ……2/4

アマレット……1/4

生クリーム……1/4



バーバラに似たカクテル?

甘いんだけど強さもはっきりとわかる感覚。


「香りが杏仁豆腐っぽい」という微妙な評価を妹から頂きました。



そういえばアマレットはマリアの絵を描きにきた画家の為に作られたものでしたね。

更にいえばモデルになった女性が作ったリキュールでした。


時に物はそれの持ち主や作り手である人物の名で呼ばれたりします。

武器の名前とかが良くあるパターンですね(ロンギヌスとか正宗とか?)

所謂、シンボルってヤツです。



そういう意味でこの名前は。


もしかしたら、ルイーニはアマレットのことをそう呼んでいたのかもしれない。



とか、そんな事を思いました。