コミックビーム2024.11月号に掲載されている読み切り
「あいあいは愛されている」(森本淳士)がとても良かったので紹介させてください
第一印象は「絵、めっちゃうまぁ!」でした
これはすごい、「明日ちゃんのセーラー服」に匹敵するレベル、これはすごい
明日ちゃんよりギャグテイストが強めですかね
内容は扉絵の通り、二人の女の子に告白された女の子のお話、百合だっ!!
ボクが百合好きだからってのもありますが、昨今の情勢だとジェンダーがどうとか自由恋愛がこうとか色々あるみたいで面白くないですね
タブーだからこそ百合(BL)が輝くわけで、認められた世界なら別に普通の面白みのないことになっちゃうじゃないですか
ボクは常々、漫画にはいわゆる画力はそこそこで十分だと考えているわけです
もちろん画力があるに越したことはないですが、それよりも重要なのは表現力だと思うわけです
つまりこの絵で何が表現したいのかが伝わるかどうか、それには登場人物の表情が特に大事になると思うんです
本作はそれを高い画力で出来ているのがとてもいいなと、自分好みだなと思った次第
そしてこの作者の森本淳士さん、なんとこれが初の雑誌掲載なんですってよ奥さん!
デビューしたてのド新人でこの画力はすげーなとしか言えぬ
地味にお気に入りのシーンがこちら
飼い猫がパシパシするところ、それを主人公は完全無視しているところ
だってここ、猫居なくても成立するじゃないですか、なのに猫がいるところがなんかこう、おかしみがあると言いますか
ネコかわいいと言いますか
読み切りなんで続きの話があるかどうか分かりませんが、主人公の友達のメガネちゃん
髪をおろしてメガネを外したら実は美少女!、ってよくあるやつじゃないかとにらんでいる、フフフ
そういうのはよくあるパターンだけど、メガネっ娘好きとしてはメガネがまるでマイナスアイテムであるかのようなその扱いには少々苦言を呈したいところではあるが
なんにせよマジで森本淳士先生の次回作にご期待しております