上野東照宮ぼたん苑は、徳川家康公を御祭神とする上野東照宮の敷地内に、1980年4月、日中友好を記念し開苑しました。

回遊形式の日本庭園に植栽された牡丹は現在、春は110品種500株、冬は40品種160株が栽培されています。

東京都心にありながら緑豊かな上野で、江戸風情に身を委ねながら、ごゆっくりと牡丹を観賞
する事が出来ます。

牡丹の花は「富貴」の象徴とされ、「富貴花」「百花の王」などと呼ばれています。

日本には奈良時代に中国から薬用植物として伝えられたとされ、江戸時代以降、栽培が盛んになり数多くの牡丹の品種が作り出されました。

中国文学では盛唐(8世紀初頭)以後、詩歌に盛んに詠われるようになり、日本文学でも季語として多くの俳句に詠まれ、絵画や文様、家紋としても親しまれてきた花です。