「店長がバカすぎて」

「新!店長がバカすぎて」 早見和真 を読んでひとり言

面白い!とにかく、すらすら読んでしまい、物語の世界に引きずり込まれてしまう

一気に2冊を読んでしまいそうなのをぐっとこらえて、世界に引き込まれない様に、でも気付いたら、いつもより多く読書の時間が過ぎてしまっていた

 

とにかく主人公の谷川京子さんの性格が好き

愚痴ったり凹んだり、諦めたり流されたり、頑張ったり、社会人になるってこういうことだよねって思う

どこにでもいる人で、きっと少しでも自分に似ているって共感できる人がたくさんいるんじゃないかな?

人間臭さが読んでて、気持ちいい

 

息子が生まれて、息子関係の付き合いが増えた

幼稚園の時は、なんとか付き合いを避けれたけど、小学校は案外、避けることはできない

気付いたら連絡先を交換している人が増えた

一緒に遊びに行ったりなんかはしないけど、たまに保護者同士で会う機会がある

まあ、考えたの違いで「ん?」ってなることが多い

年齢が離れすぎているからなのか?もともとの考え方の違いなのか?私の人を見る目が偏っているからなのか?・・・・

あと、とにかく悪いことを言わない、ポジティブな良い人が多い

警戒心丸出しなのが分りすぎて、普通の人をやりすぎて気持ち悪い

なんか、良い事しか言わないポジティブが気持ち悪くて、相手の隙の無さが、人間の匂いがしなくて、今、私は何のマニュアルを説明してもらってるの?子育ての?人との付き合いの?って感じてしまう

愚痴、悪口を言う人がとにかくいない、子供に対しての悩みすらもポジティブに捉えれるできた人ばかり・・・

良い事ばかり言う人は私に心も許していないし、油断もしていないし、信頼もされてないと感じてしまうのはやはり、私自身が歪んで他人を見ているからだろうか?・・・・・

私的には、この人大丈夫?付き合いの浅い私に、そんなことまでしゃべっていいの?警戒心なさ過ぎて、心配になるわ!ってなるこういう人が好き(笑)ついつい、私も愚痴っちゃうみたいなね(笑)こういう人が人間的に愛おしい(笑)

でも、こういう人は実は人の懐に入るのがうまい人だとも思う、ぐいぐい、バカなふりして人の心をこじ開けれる人、尊敬する

うますぎて天才だと思う

まあ、深い付き合いをしてないのだから、本心を出さないのが当たり前なんだけどね(笑)私もはたから見たら、良い人をやってんだろうけどね(笑)いや、いや、でもどうだろ?警戒心0で、結構グチグチ言ってる方かも(笑)他人の悪口とか自分の評価とか、気にしないからな(笑)

 

だから、この小説の主人公をみてなんか安心する

頑張れば、頑張るほど、不満は出てくるし、愚痴も出てくるし、自分にも他人にも腹が立つこともある

思い通りに行くことの方が少ない

日頃の我慢がたまり過ぎて、最後に笑いながら切れるとか最高

主人公だけではなく、他にも人間味あふれる登場人物たちも愛おしい

 

この物語、本屋の店員の日常の話では終わらない

ミステリー要素があり、どんでん返しがあり、罠がある

あれ?この物語って、本屋さんの店員のほのぼの小説では?え?これはミステリー小説だったの?ってまんまとだまされる

気付いたときにはもうミステリーの中にいる

そんなエンターテイメントあふれる物語だ

2冊ともサクサク読めて、物語に入っていけて読みやすくて、いろんなジャンルを楽しめて、大好きな小説になった

 

本屋さんの世界ってどんな仕事かな?って思ってた。この小説を読んで、本屋の店員さんは私の様に中途半端に本が好きじゃ勤まらないんだなって知った。実はちょっと本屋さんに憧れてたりした(笑)

そして、本当に本を愛している人だけに許された仕事で、この先のまだ見たこともない物語のために、「頑張って!」と応援をしたくなる。そんなひとり言だ

 

補足
ここに書いていることは、ひとり言で、あくまでも私の個人の感想で個人的に感じたものです
気分を害した方がおられましたら、すみません
どうかスルーしてやってくださいm(_ _ )m