最近読んだ本 その29 | どうもこんにちは 番長です

どうもこんにちは 番長です

本編の重大なネタバレはなしの方向で

みなさんどうもこんばんは!番長です!JPY!
ずいぶん久々の本の記事な気がします
しばらくサボってしまっていた感がありますね
前回予告した3冊に加えてすでにもう1冊読み終わっており
その次の1冊もそんなに時間がかからず読めそうな感じです
なのでおそらく今回から次回までは短くなるんじゃないかと・・・

とにかく本題に入ります
今回はペトロ レーン最後の事件 人間洗浄(上)ですね

・ペトロ 今野敏
ある大学の考古学の教授の自宅で
奥さんが殺害されるという事件が起こります
その家の壁にペトログリフが残されていたのが大きな特徴で・・・
ペトログリフというのは古代の人々が遺したとされる
岩壁などに掘られた絵文字のようなもののことです
その残されていたペトログリフから事件解決の糸口を見つけようと
碓氷さんはそういったものの専門家にアドバイスを求めに行くのですが・・・
というような内容です

碓氷刑事シリーズとでもいうべきなんでしょうか
毎回変わった特徴のある事件を担当することになり
それぞれの専門家と組んで事件を解決に導くことになるという
刑事小説としても一風変わった設定のシリーズですね

今野敏さんは自分が興味を持ったことをすぐに小説の題材にする
というようなイメージがあるんですが
このペトログリフもそうなんじゃないかなと思いました

専門家の方の性格が一風変わっていて読んでいて面白かったですし
ペトログリフや考古学についてもなかなか興味深かったんですが
推理小説としては読めないような気がします
なぜなら謎が専門的過ぎるように思えるからです
いや僕の印象がそんな感じってだけで
実際はペトログリフの知識なんてなくても
問題なく推理できる内容だったのかもしれませんが・・・

・レーン最後の事件 エラリー・クィーン
博物館で本が展示してあるケースのガラスが割られ
特になにも盗まれてないと思いきや
実はより貴重な本とすり替えられており
しかも盗まれた本は後日郵送で送り返されるという
なんだか意味不明な事件が起こります

いったい犯人は何がしたかったのか・・・
それを追ううちにレーンさんはとても重大なことに気が付きます
それがこの事件が最後の事件となってしまう原因なんですが・・・
そのうちに殺人や爆破事件まで起こっててんやわんやです

結末については途中から薄々感づいてしまいましたが
ペイシェンス同様それをわかりたくないという気持ちにさせられました
解説にもかかれていましたが
X,Y,Zの悲劇があったからこそこの話が生きるんだなと実感しましたね

・人間洗浄(上) 矢月秀作
これについては下巻を読むまで書くべきことがないような気もします
警視庁暗殺部っていうシリーズの最新作なんですが
黒いお金の出所を隠蔽し普通のお金に見せかけることを資金洗浄といいますが
それの人間版とでもいうようなもので・・・
国際的な労働機関が違法に集めた労働力を
戸籍やらパスポートやらで身分を偽って普通に見せかけ
いろんな国に提供するというようなスケールの大きな犯罪を題材にしてます
それがタイトルの人間洗浄っていうことですね

上巻では暗殺部第一課のリーダーとも言うべき人物が
潜入捜査をした先で絶体絶命のピンチに陥り
生死も不明のまま終わってしまいます
これだけだとちょっとどう評価したものか難しいですね
買うなら上下巻一緒に買うべきだった気がします


というわけで今日はこのへんにしておきます
次回は幻想即興曲 銃 虚像の道化師の3冊で行こうと思います
もう2冊目の銃の半分くらいまでは読み進めてるんですけどね

それじゃあみなさんおやすみなさい!JPB!