迷子の話 | どうもこんにちは 番長です

どうもこんにちは 番長です

本編の重大なネタバレはなしの方向で

みなさんどうもこんばんは!番長です!JPY!

今日の全レスはかなりにぎやかでとても楽しかったです

あれだけ人が来てくれたのはあのスレタイにしてから初めてかもしれません

なんでなのかはよくわかりませんが・・・

とにかくこれからもこれくらい人が来続けてくれるといいですね


というわけで・・・12月の頭にはどれみさんのラノベが出ますね

これはもちろん買おうと思ってます

それに合わせてという意味もあるんですが・・・

今日はちょっと趣向を変えてというか

僕がはるか昔に書いたどれみさんのSSを載せてみようかと・・・

一番大きな理由はネタがないからなんですけどね

つまりはただの手抜きですね ホントすいません・・・


前にどれみさんの絵の保管庫をやってたとき

コンテンツが少ないので載せておいたやつです

それも元はといえば某所に投下したSSなので・・・

再利用の再利用ということになりますね

そういうのに興味ない人や苦手な人は見ないでください

興味ある人や耐性ある人も見ないほうがいいです

なんたって稚拙ですからね・・・

まぁでも少なくとも毒にも薬にもならないことはたしかです

この↓から始めます いっぱい改行しておくので戻るなら今のうちです














































「ひぐっ…ぐすっ…」


夏の夕暮れ。

もうすぐ日が沈もうとしているのに僕はいったいどこを歩いているんだろう。

歩いても歩いても同じところをぐるぐる回ってるとしか思えない。


「ママ、パパァ…ひっく…」


いつもの遊び場じゃつまらない。

そう思ったのが間違いだった。

ちょっとした冒険のつもりだったのに。


僕には歩き続ける事しか出来ない。



もう日が沈んでしまった。

あと10分もすれば真っ暗になってしまう。

いつもはきれいだと思う星が、今日はなんだかこわかった。


僕は泣くのに疲れ、歩くのにも疲れ、街灯の下に座り込んでしまった。


「ふぐっ…えぐっ…」


腰を落ち着けるとまた不安がこみ上げてくる。

夜の闇がこんなにおそろしいとは知らなかった。



僕、ずっとこのままなのかな。

おばけとか、出てくるかも。

そしたら明日、幼稚園いけないかも。



足音だ。

走ってる。

助けてよ。誰でもいいから。

でも、おばけだったらどうしよう。

僕を殺しに来たのかも。

こわい、こわいよ。助けてよ。誰でもいいから。


僕はぎゅっと目をつむって不安に耐えていた。


「あれ?…キミ、どうしたの?そんなところで」


女の人の声だ。

顔を上げる。涙がこぼれた。


「うわぁぁぁぁあああん!」


今まで抱えていたものが爆発した。そんな感じだった。

次の瞬間にはそのおねえさんに抱きついていた。


「っとと。…大丈夫、もう大丈夫だよ。

 おねえさんがお家に連れて行ってあげるからね」

「うぐっ…ぐすっ…ひっく…。

 …ホント…?」

「もっちろん!だからもう少しのがまんだよ。

 ほら、泣きやんで。男の子でしょ?」

「う、うん…」

「じゃ、おぶさりな?疲れてるでしょ」


お姉さんのお言葉に甘え、背中におぶさる。

それではじめて気づいた。

おねえさんの頭には2つのおっきなお団子が乗っていた。


おねえさんは、太陽みたいなにおいがした。



気がつくと、僕は空の上にいた。

風が気持ちいい。

夢だ。すぐにわかった。

目の前にはおねえさんの背中がある。

でも、服が違う。ピンク色のドレスみたいだった。


そうか。おねえさんは魔法使いだったんだ。



次に気がついたのはベッドの上だった。

あとでママに聞いた。

助けてくれたのは春風どれみさん。

ぽっぷちゃんのおねえさんだった。



「ぽっぷちゃんっておねえちゃんがいてうらやましいな~」


友達とぽっぷちゃんの家に集まってお話していた。


「そんなことないよ~。

 どれみって頭は悪いしまぬけだし男にはもてないしで、

 ぜ~んぜんいいところないんだから~」


「ぽっぷ~?」


そこにどれみさんが現れた。

どうやら廊下で立ち聞きしていたらしい。


「友達の前であたしの悪口を言う…わわっ!」


どれみさんがぽっぷちゃんに襲いかかろうとして、

なにも無いところでコケた。


「ほら、ね」


僕をのぞいて全員が納得したかのようにうなずいた。


「あ~ん、やっぱあたしって世界一不幸な美少女だぁ~~~!」



「でもさ、ぽっぷちゃん」

「…え?」

「おねえさんってすごく優しくていい人だよね」

「え~?そうかな~」

「魔法が使えるんだよ?ぽっぷちゃんのおねえさん」


ぽっぷちゃんはすごく驚いた顔をしてた。

でも。

僕だけは、知っているんだ。
























これについて語るべきことは僕にはもはやないんですが

保管庫には「こんな感じのエピソードもあったんじゃないかなぁ・・・」

とありました

そういう感じを目指して書いたんでしょうね・・・

実はこれ以外にもあといくつかSSはあります

またネタに困ったらひとつずつ出していこうかなと・・・


というわけで今日はこのへんにしておきます

明日はおそらく俺屍で書けると思います

たぶん数ヶ月しか進みませんが・・・

なんたって天麩羅さんが交神できる歳になりましたからね

いつもよりは時間の進みが早いはずです

それじゃあみなさんおやすみなさい!JPB!