読んだ本:卵の緒(瀬尾まいこ)卵の緒瀬尾まいこ 著2007年7月 新潮文庫(単行本 2002年11月 マガジンハウス刊)表題の「卵の緒」と、「7's blood」を収録。どちらも優しさ溢れる物語だけど、個人的には特に「卵の緒」が良かった。巻末の、あさのあつこ氏の解説にほとんど何もおこらない。事件らしい事件も、劇的な展開もない。魔法も、殺人事件も、スポーツの試合も、ない。幾多の苦難を乗り越え結ばれる恋人たちもいない。小学生の少年の一日、一日が淡々と過ぎていくだけなのだ。なのに揺さぶられる。とあるが、まさに的を射ていると思う。静かだけど、優しい感動のある物語だと思います。 ○Amazon(紙と電子書籍と選べます)卵の緒 (新潮文庫)Amazon(アマゾン)34〜1,800円 ○楽天(紙)卵の緒 (新潮文庫 新潮文庫) [ 瀬尾 まいこ ]楽天市場539円 ○楽天(電子書籍) 卵の緒【電子書籍】[ 瀬尾まいこ ]楽天市場472円