地元の岐阜県岐阜市柳津町で開かれた「原三渓 顕彰茶会」のスタッフとして参加してきました。

地元出身の実業家で、知る人ぞ知るという方なのですが、町おこしの一環とはいえ、今回のように沢山のご尽力を得て知ってもらえるということは、本当に有難いと思いました。

内容は

1.地元の私立小学校の生徒による裏千家の薄茶席

2.庸軒流による薄茶席

3.御家流白香会による香席

4.地元食材を使用した薬膳料理の点心席

5.近代3代茶人展及び、三渓展

6.数寄屋建築研究家 中村昌生氏による「三渓翁の茶の湯と建築」の講演


となりました。


初めての開催ということで、いろいろと手際も悪く、予想以上にお客様がお越しになり、準備、開催日の2日間は、バタバタとあっという間でした。




-薬膳料理-
$茶道を通して男前作り。


-御家流白香会による香席-
$茶道を通して男前作り。



-近代3代茶人展-
$茶道を通して男前作り。

$茶道を通して男前作り。



薬膳料理は、地元食材をふんだんに使ったもので、歯ごたえも味も、栄養のバランスも良く、とても美味しくて、受付後すぐに完売御礼となりました。

https://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20131101/201311010938_21275.shtml
(地元 岐阜新聞による記事のリンク)


茶席は、チラッとした見る事ができませんでしたが、小学生のかわいい子たちの手には不釣り合いな大きな茶碗を持って運ぶ姿は、とてもかわいかったです。

お茶菓子も、地元の和菓子屋さんの協力の元、児童の意見を基に作られて、色鮮やかな和菓子が出ていました。


香席は、最後に一席入らせていただきましたが、聞香と組香で時間がかかる中、丁寧に作法や楽しみ方を教えていただきました。



近代3代茶人展は、原三渓、益田考(鈍翁)、耳庵の軸の他に、有楽斎の茶杓、利休七種茶碗の写しなど、多数をわざわざ東京からお運び頂いて展示いたしました。

スタッフとして事前に説明を受けた際に、その品から時代背景を感じ取り、所有していた方の思いや美意識、世界観を感じ取り、また後世へ橋渡しをすると言われ、とても痛み入る思いがしました。


スタッフとして携わり、お客様から予想を上回る反響で、今回だけではなく、これからも定期的に続けばいいなぁと思いました。