道具好き | 板金小僧の掘っ立て小屋

道具好き

 ここ一年半ほど会社に住み込んでまでどっぷり仕事に漬かっている。

阿漕な客や製造業を取り巻く環境の悪化でげんなりすることもあるが、

基本的にこの仕事が好きなのであまり辛いとは思ったことはない。


やはりこの仕事にものを作る(創る)といった趣味の要素が含まれているからに他ならないが、

その中で道具が好きだということが大きなウエイトを占めているように思う。


仕事で使うものから、猫関連のもの、調理器具などいい物が好きである。

それは必ずしも単に高価でカッコいいからというわけでなく、使い勝手の良いものや優れた機能性を生み出すデザインにえもいわれぬ魅力を感じてしまうのである。


そんな中で最近手に入れたものの中でお気に入りは


板金小僧の掘っ立て小屋










猫用の爪切り


人間用に始まってハサミ式のものまで色々試してみました。

ところが程度の差こそあれ、やはり「バチッ」と割れてしまう。

そもそも猫の爪はいわば楕円形のパイプ状(中空)になっているが、

人間の爪は平らで、しかも人間用の爪切りは安全のために刃を引いてある(鈍くしてある)。

我々の仕事に置き換えると鉄パイプと鉄板を同じ機械では切れないのと同じで

形状も固さも違うものが同じ道具でうまく切れるはずはないのである。


板金小僧の掘っ立て小屋










(どうしてもおじゃま虫がフレームインしてしまう)

焼きの入った(硬化させた)鋼に猫の爪の形状に近い鋭い刃を持たせてあるいわゆるギロチン式。

他の爪切りには見られないほどの包丁のような切れ刃が付いているが、

このデザインだから安全面も申し分ない。

リングの中に指を突っ込んでグリップするような馬鹿な人はいないという前提です(笑)


手加減がしやすく、爪の先がよく見えるので深爪しにくく、

切れ味は「プスッ」っといった感じで音もなく気持ちよく切れる。


爪切りのいい物をお探しの方は是非お勧めします。

何より気兼ねなく使える値段の安さも大きなポイント


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おまけ


板金小僧の掘っ立て小屋

(またまたおじゃま虫がフレームイン)

なんでしょう?


板金小僧の掘っ立て小屋











人間用の爪切りでした


数年前、外反母趾で陥入爪の人のために買ったのだが、

その人、恐ろしく不器用のため身まで切ってしまい怒って放り投げ、

以来使わなくなったという曰く付きのもの。

熟練の職人が一つずつ手作りで仕上げる高級なものだが、

こちらも業腹なのでどっかに仕舞い込んでいた。

猫の爪切りを探していたとき、にわかに思い出し、ひっぱりだしてきたのであるが、

やはり猫の爪切りには向かない。

ただし人の爪には申し分ない。爪がゴボウかにんじんかってぐらいにサクサク切れる。

僕の爪を切るのにはもったいないぐらいです。


板金小僧の掘っ立て小屋











あぶないっちゅうねん!


おまけのおまけ(ただし長い)

日本海に釣りに行った父親の土産


板金小僧の掘っ立て小屋

































先日、こちらのスーパーで買った物がおもいっきりハズレだったので、

釣り場近くの物産市場で買ってきてもらった。

早速料理してみましょう。


まず、里芋を六方に剥きます。


板金小僧の掘っ立て小屋











湯通しして塩でもんでぬめりを取ります。


板金小僧の掘っ立て小屋











かつお、昆布、椎茸、いりこの合わせだし(ティーバック式のもの)を煮出す。

それにみりん、砂糖、酒、塩、濃い口醤油で味付けをする。


板金小僧の掘っ立て小屋











こんな感じ

基本的に薄味が好み

出来上がったときに煮汁は吸ってもOKぐらいにしてある


板金小僧の掘っ立て小屋


ものが確実にいいとわかっていれば何も入れないが、今回はかしわモモ肉(細切れにされたものしかなかった)と明日の昼飯のお好み焼き用の剣イカのげその部分も使うことにした。


合わせただし汁でイカとかしわをさっと煮る

それらは一旦取り出してぬめりを取って塩もみした里芋を落としぶたをして煮る

もうちょっとで炊きあがる頃にイカとかしわを戻し、味を見る

醤油を少々足して出来上がり





板金小僧の掘っ立て小屋



仕上げに青のりを振り、完成


ホクホクでうまい!

早くこちらにもいいのが出回って欲しい。

にんじんや揚げさんと一緒に炊いたりして里芋料理は当方の冬の定番。

豚汁もいいし、泥付きなんかはレンジでチンして塩を振って食べるのもいい。


この他にも、釣ったセイゴ(スズキの子供)や万願寺とうがらしなんかももらって帰ったので

次はこれらを料理したものを上げます。


ではまた!