どうですか? みなさんファイルの準備は無事に出来ましたか?

この章は、CHUWI VX8-3G Windows 版を、Windows8.1+Android4.4 のデュアルOS化を行います。
ここから先は、自分の備忘録として残しているだけなので、みなさんには理解しづらいとは思いますが、お許しを。

くどいですが、文鎮化しても、責任を負いません!!




Windows8.1 と Android4.4 のデュアル化の大まかな流れになります。
1:BIOSをデュアル版にする
2:Androidをリカバリする
3:Windows8.1をリカバリする
4:Windows8.1のライセンス認証を行う

これらの操作から判るように、Android も Windows もダウンロードしたものからリカバリします。従って、完全に中身が消えますので、注意して下さい。

今後の作業は、VX8-3G 上でWindowsが起動している状態で実施します。
もし、Windowsが動いて居なければ、回復パーティションで Win8.1 に戻すか、一時的に新規に Windows を入れるかをして下さい。
自分は Windows10 でこの操作を行いましたが、もちろん Win8.1 で大丈夫です。

また、2を始める状態では、ディスクのパーティションが、Android用に設定されているとダメです(超細かいパーティションの集まりはダメってことです)。
もし、Android用に複数のパーティションに別れている状態の場合には、一度、Windows用のUSBから起動して、diskpartでCleanをし、パーティションを無くして下さい。
充電100%の状態から1~3まで行い、Windows8.1が使える状態になると、大体70%くらいになっています。時間にしても2時間は掛からないくらいですが、しっかり充電をして、心に余裕のあるときに実施して下さい。

最後になりますが、ここから先は、自分にダマされているかもしれない!と思いながら、読んで下さい。途中の画像も最低限しか載せません。
本当に判らなくなったりしたら、どの辺でコケたか、コメントを下さい。
それくらいダマされているかもしれない。と思って読み、壊れたら回復パーティションでリカバリして下さい。

とりあえず、中国語の説明を読みましょう。
フォルダ:0_VX8-3G_黒色からDualに変更するステップ
ほとんどが docx になっていますが、大変そうだな! と理解して貰うために、一度、開いてみて下さい。ここでくじけるなら、まだ何も損害はないです。
ま~ダウンロードに苦労しただけで、百度からの落とし方を覚えたことがプラスですかね。

1:Dual BIOS の設定と、Android モードへの切り替え
フォルダ:1_VX8-3G_Dual_BIOS化
ファイル:刷BIOS的方法指引.doc
一応、流れが書いてあります。この通りを実施します。

Insyde_Flash_Windows を開き、その中の「a.bat」を管理者権限で実行
ツールが起動し、BIOS を書き換えます。
その後、勝手に電源が落ちますので、電源ボタンで起動して下さい。
この時に、起動時の BIOS 画面が変更されていると思います。ちょっとシンプルになった?みたいな。
普通に Windows が起動しますが、凄い遅かったり、タッチディスプレーが使えなくなっていると思います。なので、ここではマウスが必要になります。

再度、Insyde_Flash_Windows を開き、その中の「b.bat」を管理者権限で実行
またツールが起動し、BIOS を書き換えます。
前回同様、BIOS の Flash が終わると、電源が落ちますので、電源を入れて再起動をして下さい。
今度は BIOS の起動時にコメントがでます。確か、switch するのに、他の OS がない。みたいな感じだったかと思います。
Windows が再起動後、今度はタッチパネルが戻ったと思います。一安心。

これらの操作で、Windows 用の BIOS から、Android にも対応した dualboot が可能な BIOS に切り替わりました。
最後に、Android の導入を行うため、BIOS のモードを Android に切り替えます。

一度、Windows をシャットダウンさせます。
物理キーボードのESCを押しながら電源ボタンを押しながら起動をすると、BIOS画面のようなものが起動します。

6つの窓が表示されたら、右下のSCUを選択します。この際には、キーボードの矢印キーか、マウスで選択して下さい。




SCUを選択すると、あら不思議。昔ながらの懐かしいBIOSが出てきます!
キーボードの左右で Advanced メニューを選択し、Default OS Selection を「Android」にし、最後に「F10」でセーブして下さい。



ここでひとまず電源をOFFにした状態にして下さい。


2:母艦に Android 用ドライバー(ADB)の導入と Android の導入
この項目の作業は、母艦となる Windows 端末で実施します。タブレットではありません。
全操作は「VX83G 32G黑色商务版双系统安卓教程.doc」に書いてありますので、何となく流れをつかんで下さい。

では、母艦の Windows に、Android の端末と通信するのに必要なドライバー等の導入を行います。
フォルダ:2-1_VX8-3G_Android_Tool
ファイル:38185_Intel_Android_Driver_Setup_1_5_0.zip
ファイル:38186_iSoC_USB_Driver_Setup_1_2_0.zip
どちらの ZIP も解凍し、両方とも導入して下さい。

この時に重要なのは、セキュリティー関連は切ること。をお勧めします。
また、途中で署名のないドライバーの導入を促されますが、導入しちゃって下さい。
ネットで調べると、なかなかうまく行かないこともあるみたいです。
自分は Windows7 と Windows8.1 で実施しましたが、ダメなら色々試してみて下さい。
導入順番も、Intel 入れた後、iSoc とか、その逆とか色々あります。

次に「ManufacturingFlashTool_Setup_6.0.43.exe」を導入して下さい。
導入後、「CUSTOM_CONFIG.INI」を導入したフォルダ「\Intel\Manufacturing Flash Tool」にコピーして下さい。
その後「Manufacturing Flash Tool」を起動し、メニュー:File/Settings を選択し、SOC devices 項目の「VID:8087、PID:0A65」に設定し、OK を押して下さい。




次に、メニュー:File/Open を選択し、「2-2_img_PA02_Plus_Ilife_S805_chiwei_DualOS_V1.0.1」フォルダ内の「flash .xml」を選択し、待機状態にさせます。
この状態で、下段のログっぽいところに、「Ready to flash!」と出るはずです。




手順があっていれば、タブレットの電源は落ちた状態だと思います。
ここでは、繋いである OTG のケーブルを抜いて下さい。
また、母艦と VX8-3G を繋いで通信ができる USB ケーブルを用意して下さい。充電用のケーブルではダメです。

タブレットは電源を切った状態からボリュームの+を押しながら電源をオン!
3秒くらい両方を押して指を離すと、

Entering DnX mode.
Waiting for fastboot command...

となれば成功です。
最後に、母艦とタブレットをUSBで接続すると、「Manufacturing Flash Tool」がなにやら動き始め、Android の ROM を転送し始めます。大体10分も掛からず終わると思います。
その間、何度かタブレットは再起動しますが、放っておけば大丈夫です。

母艦側が 100% になったら、ボリュームの上下ボタンの下で「REBOOT」を選択し、電源ボタンをクリックすると、タブレットが再起動します。
初回起動は時間が掛かりますが、中国版の Android が起動します。慌てず設定からLanguageを日本語に変更すれば、普通に日本語になります。ちょ~楽ちん。

Android のバージョンは 4.4.4 です。ちょっと古いですが、、、




Windows への切り替えは、右上の画面から下にスライドすると出てくるパネル(設定とか自動回転があるパネル)に、「OS SWITCH」があるので、これを選択すると、Windows に切り替わります。
一度、この状態で、電源を落とした状態で待ちます。




3:Windows8.1 の再導入
いよいよ最終段階に入ります。
何となくの工程は「VX83G 32G黑色商务WINDOWS教程 (2).docx」に書いてありますが、全部やることはない。

まず、USB メモリーを2本用意します。
USB1本目:FAT32でフォーマット。ラベル名をWINPEに変更する
フォルダ:CHUWI_VX8-3G_黒色\3_VX8-3G,32G黑色双系统镜像\USB1 の中身をコピー

USB2本目:NTFSでフォーマット。ラベル名は適当でOK
フォルダ:CHUWI_VX8-3G_黒色\3_VX8-3G,32G黑色双系统镜像\USB2 のimagesフォルダーごとコピー

準備が出来たら、OTG 対応の USB HUB に2つの USB メモリーとキーボードを繋ぎます。
キーボードの ESC を押しながら、電源ボタンをオン!!

上段中の「BootManager」を選択し、USB メモリーの名前っぽいのを選択すると、パーティションの設定から何から何まで自動的で動き、Windows8.1 の導入をしてくれます。
DOS の画面のまま作業が続き、10分ちょっともすると勝手に再起動し、Windows が起動してきます。
初回起動は凄く時間が掛かりますが、英語版の Windows8.1 が起動してきます。
起動後、画面上には Windows の初期化を行う際に使用する「Sysprep」が起動した状態になっているので、そのまま「OK」を押して初期化プロセスを流します。
自分的には、今まで中国語版に日本語フォントを入れて使うより、非常にありがたいと思ってしまいました。w
「Sysprep」後の初回起動は時間が掛かりますが、暫く我慢し、日本語のフォントを入れれば完成です!


4:Windows8.1のライセンス認証を行う
日本語フォントを入れ再起動した後、WiFi か 3G の設定を行い、ライセンス認証をしておいて下さい。
元々の Windows8.1 から抜いたライセンスがそのまま使用できます。
Cドライブは空きが10Gですので、ある程度のことは出来ます。

Win → Android の切り替えは、画面左下のタスクバーに「DualOSSwitcher」がありますので、それをクリックすると、Android に切り替わります。






お疲れ様です!
でも、慣れると2時間もあれば、一通りの作業できます。
後は、Windows と Android を好きにセットアップして下さい。
苦労はしましたが、Android 4.4.4 と Windows8.1 の DualOS の 3G タブレットの完成です!
もちろん、どっちも 3G で通信できますよ!

お肉みたいに熟成をさせた甲斐がありましたよね?