こんにちは、バントックです。

 
 
今日のテーマは、ビッグデータとAI
 
経済活動、特に金融なんかにおいて、未来を予測することは非常に重要である、というか、そのために日々沢山の人があくせく働いていると言っても過言ではないと思います。
 
銀行では、融資をする時には企業の将来性や滞りなく返済されることの確からしさを検証しますし、投資においてはそのものずばり、相場を予想することが全てです。
 
ラプラスの悪魔、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。厨二病的なにおいがプンプンしますね。
 
これは、フランスの数学者ラプラスさんが提唱した概念で、簡単に言うと『世界の全ての物質的状態と力を知ることが出来て(①)、それらのデータを解析出来る(②)能力を持った悪魔のような知性が存在したとすれば、その知性は過去から未来まで全てを知ることが出来るだろう』とするもので、全ての出来事は運命で既に決まってるんだよ、と解釈した夢遊病者たちが色々な2次元作品を作り出すヒントを与えた考え方です。
 
古典物理学においてはわらわらと議論されたのですが、量子力学全盛になると「そもそもそんな悪魔存在せぇへんで(鼻ほじ)」と完全否定されてしまってるそうです。
 
バントック的にはそういう知性が存在したとすれば、という仮定に基づく主張なので、言ってること自体は間違いじゃないんじゃないかと思ってます。
 
そして、この考え方は現在のビッグデータビジネスにおいて非常に重要な示唆を与えてくれているのだと感じてます。
 
ラプラスの仮定する①世界の全ての物質的状態と力を知ることが出来ることをビッグデータ、②それらのデータを解析出来るというのはAIと考えて見て下さい。
 
全てを知ることは不可能だとしても、そこに近づいていくことで未来予測の精度を高めることが出来るのではないでしょうか。
 
なぜ名だたる大企業がキャッシュレスだなんだと情報資産を欲しがって、やれシンギュラリティだとAIを研究するのか、少しだけ見えてきた気がしませんか?
以上