睡眠障害者の格闘 -2ページ目

睡眠障害者の格闘

睡眠障害者の格闘の日記

前回、不眠症に対する対策を書いた。すなわち、正常な睡眠ではないにしてもある程度の時間睡眠をとることにより、日中の眠気が多少なりとも改善される。不眠症を改善することにより、その他の症状も改善する場合がある。

 

私の経験では、入眠時幻覚および睡眠麻痺は、主に無意識に居眠り状態になった時に生じる。これらの症状が夜寝る際に生じた経験は、殆どない。従って、前述したようにして日中の眠気が改善されると、無意識の居眠りが減少するので、入眠時幻覚および睡眠麻痺は、生じ難くなる。また、それでも日中に眠くなると、居眠りする前に仮眠をとることにより入眠時幻覚および睡眠麻痺が生じるのを予防することができる。無意識的に起こる居眠りではなく、意識的に睡眠をとることになるので、眠時幻覚および睡眠麻痺は生じにくくなる。

 

ただし、情動脱力発作については、不眠症とはあまり関係ないように思える。つまり、情動脱力発作は眠気とは関係ないようである。私は、情動脱力発作が生じるのを抑える、あるいは脱力の程度を抑えるために、感情が昂るのを精神力で抑えている。感情の昂ぶりが大きくなると脱力が生じ、膝の力が抜けてまともに歩けなくなったり、ろれつが回らなくなってしまう等の身体上の不都合が生じる。精神力で感情の昂ぶりを抑えることにより、これらの症状をできるだけ抑える。

 

例えば、ゴルフをしているときに、バーディパットが入って皆から「ナイスバーディ」の声が発せられたときには、誰でも嬉しくなる。しかし、あまり喜ぶと、感情が昂って情動脱力発作が生じ、カップの中のボールを取りに行くときに、膝が脱力してうまく歩けなくなる。このため、私は、バーディを取った喜びを抑えて、膝が脱力しないように制御しながらボールを取りに行き、皆に異常を感じさせないようにしている。素直に喜べないが、仕方ない。病気である。

 

つづく。。。