上野
それは魔都。
上野には異世界が広がる。
巣窟アルベルコやかつて存在した『らくらく』をご存じの方なら上野があちらの世界の入り口なのはご理解いただけるだろう。
かつてアルベルコの前には50メートルにはなるだろうかマッサージの外看板がズラッとなんでいた。
虎穴の入り口だった。
『らくらく』は北朝鮮の工作員が経営していた店として知られている。詳しくは、「過去に実在した仰天エステ店 その2」を読んで頂ければおわかりいただけるだろう。
さて、そんな上野だが、今回はダンディのことを記録として残しておきたい。
今は建物が老朽化したということで閉店した、このダンディだが、店としてはカプセルホテルでそのカプセルホテルに併設されていた浴場のアカスリが実に面白かったのだ。
カプセルホテルを利用しなくてもこの浴場だけの利用もできた。
アカスリは浴場内に設置された中二階のような場所で螺旋階段を上がって中二階に上がる。
そうすると中国人のおば様が待機していてアカスリをしてもらえる。
個人経営の韓国エステとかだとデフォ付きだったりすることは珍しくはないが、このようなカプセルホテル併設のアカスリではまずありえない。
実はぼくはこのアカスリで初めに「こと」を始めたルーツとも呼べるグラマー中国人女性のことを知っている。
このグラマー中国人女性はすぐに店をやめてしまったが、その「サービス」を継承して後の中国人女性たちがデフォサービスとして受け継いでいたのだ。
たいていはおば様嬢だったが、たまに若い中国人女性もいたことがあった。
様子を伺うとまだ、擦れていなく仕事にもなれていない様子だったので初めてのようだった。そんなうぶな女性にしてもらえることも興奮しないわけがなかった。
このアカスリは本当に楽しかった。