おじさんのバンコク移住通信 -2ページ目

おじさんのバンコク移住通信

日本での就業を諦め、2011年12月から2013年8月までバンコクに移住した後、思わぬ話しから再び日本で働き、その後に2016年2月からバンコクで2回目の移住を始めた66歳独身男のタイにおける日常生活を中心に発信していきます。

本日は、私が勤める会社のリスクについて書いてみたいと思います。

会社にはいくつかのリスクがありますが、これまで最大のリスクは、現社長の後継者がいないことだと思っていました。

ところが、それと代わらないくらい大きなリスクがあることに、本日気がつきました。
それは何かというと、社長の夫婦仲です。

本日午後5時頃に帰社して仕事をしていると、隣の部屋で社長がアルバイトの女性を相手に、昨夜、日本にいる奥さんと電話でかなり激しい口喧嘩をしたことやこれまでの奥さんとの様々なバトルについて、大きな声で話していました。
当方としては余りそういう話しは聞きたくないのですが、否応なく耳に入ってくるので、ついつい聞いてしまいます。

昨夜の件は余程頭に来ていたようで、誰かに言わずにおれなかったようです。

社長の現在の奥さんはフィリピン人で、3回目の結婚だそうです。30歳以上年下の美人で、二人の間には今年大学生になる男子が一人います。
結婚できなかった私からすれば羨ましい限りの社長ですが、今日の話しを聞いて、社長の唯一のウィークポイントを見つけたような気がします。

3週間前に社長が1年振りに出社してから、社内は嵐のような日々が続いて限界が近づいていたところ、当初、4/6(火)の深夜便で帰国する予定が、昨夜の口喧嘩が原因で、4/3(土)に早まったようです。

もちろん、この件は日本にいる奥さんには内緒で、奥さんからの束縛を逃れて自由になる時間を持つためのようです。

私自身は、社長の夫婦仲がどうなるかは関心はないのですが、私が勤める会社の行く末に影響が間違いなくあるので気になるところです。

今後のことは予測不能ですが、取り敢えず社長の帰国が早まったことは、朗報としておきます。

昨日は、「移住して良かった。」と書きましたが、自分の年齢と能力を考えた場合、今以上の境遇を望むことは罰が当たるのではないかと思っています。

バンコクの中心部にある24時間警備でプール,ジム,駐車場付きの新築マンション(33㎡の1LDK)に住み、会社の車を私用にも使える境遇というのはかなり恵まれていますね。
そして、その生活を日本円で約10万円で出来るというのもラッキーだと思っています。

東京のことはよく分かっていませんが、私のイメージでいえば東京23区の文京区とか豊島区に住むような感じですかね。家賃の相場とか調べた訳ではありませんが、仮に東京で今と同じような生活をすると最低でも20万円以上掛かるのではないかと思われます。

ところで、昨日のブログで70歳まで働くつもりと書きましたが、私の今後の生活設計というか今考えている老後の計画を書いてみたいと思いますので、お付き合いください。

日本の男性の平均寿命は約81歳ですが、現在、65歳の男性の平均寿命は約85歳となっています。
そして、その場合の健康寿命は75歳となっていますが、仮にこの通りに行くとして考えると

70歳を超えても働けるようであれば、最長75歳を目標に働き老後資金を積み上げる。
年1回の北海道等へのスキーを最低でも75歳までできるように身体を鍛え節制する。
75歳を超えてリタイアし、改めて終の棲家をバンコクか日本にするのかを決める。
バンコクか日本かを決めた後は、10年間(予定)のリタイア生活を出来るだけ楽しむ。

以上、勝手な計画を立ててみましたが、この通りにできればこの世に思い残すことはありませんね。
自分でいうのも何ですが、未練を残すことなく成仏できると思います。

1,000回目の投稿の時の記事のタイトルとして考えていた「移住して良かったか?」について、本日アップしたいと思います。

1回目の移住が10年前の11月26日から1年9ヶ月間。その後、2年2ヶ月間日本に戻って働き、2回目の移住を始めたのが、5年前の1月29日からで、タイ移住の通算は6年11ヶ月になります。

当時57歳の私は2年以上失業中で、ハローワークやあらゆるツテを頼っていくつか勤めたものの仕事が合わず続きませんでした。
そして、毎月借金(銀行のカードローン)が増えていく中、最終的に日本での就業を諦めて、自宅マンションを売却して借金を清算し、タイのバンコクへ移住する決断をしました。

結婚もせず(できず?)、親兄弟もいない気楽な独り身だから出来たのかも知れませんが、それでも知り合いが全くいない観光でしか知らない外国(バンコク)への移住の決断は、不安が多く覚悟が要りますね。

ということで、あと何年バンコクに住み続けるか分かりませんが、現時点で「移住して良かったか?」の検証をしてみるのも良いかと考えます。

1回目の移住では、仕事をする考えは全くなく、タイ語の語学学校へ行ったり、趣味の卓球を中心とした生活を送っていましたが、日本に戻っての仕事を挟んで2回目の移住では、たまたま見た求人広告を切っ掛けにして働くことになり、仕事を中心にした生活に大きく変わることになりました。

その求人広告には、「タイ語、年齢不問」とあり、即、電話で問い合わせをして面接を受け、その日の内に採用が決まりましたが、決まる時はこんなもんですね。それ以来、相性が良いのかこの仕事も約5年続いています。広告の通り、仕事が出来れば年齢は関係なく、今のところ70歳まで働くつもりでいます。

だらだらと前置きが長くなりましたが、「移住して良かったか?」の私の答えは、皆様お分かりの通り「良かった」です。

タイへ移住したことにより、タピオカドリンクの事業をしている知人のK社長より連絡をもらい、福岡でタピオカを作ることになる。
福岡で働くことにより、4年以上の無職のブランクを取り戻す。
2回目の移住では働く意欲が出て、たまたま見た求人広告で働くことになる。
K社長が所有するバンコクの新築マンション(プール,ジム,駐車場付)へそれまでの家賃と同額で3年前より住むことになる。

以上が移住を決断したことにより起こった大きな変化ですが、このように整理してみるとK社長とのご縁が私に良い影響をもたらしていますね。K社長とは年齢が20歳離れていますが、同じ会社に勤めていたことがあるもののこのようなご縁になるとは、人の縁とは分からないものですね。

もし、移住をしていなければどうなっていたか?の検証は出来ませんが、金銭的にも生活レベルに於いてもかなり厳しい状況になっていたと思われます。

日本国内に住み続けるか?or思い切って海外に移住するか?の二択でしたが、私の場合、過去を振り返っても、現状維持よりも変化を選ぶ傾向にあるようです。
また、その変化を選ぶことが刺激と幸運を私にもたらしているようです。