新宿モーション。
小さい箱ででかい音を鳴らすという課題に見事に応えてくれます。もちろん限度もありますし、バンド側の理解や慣れも必要になりますが、「まあここら辺聞こえていればそれなりに伝わるんじゃない?」ていう感じの取捨選択がうまいです。
そもそもこのクラスの箱で、轟音バンドが全ての音をお客さんに聞かせようというのは、無理ってもんです。小さい音でさらっとやる分にはこれぐらいの箱はちょうどいいのでしょうけど、轟音になりますと、空間的に無理があります。
但し無理があったとしても、それをうまいこと処理してやることで、少なくとも轟音バンドが目指すものの一つであるカオス感といいますか、ざらっとした音に包まれる感じというのは、こういう小さい箱でも出せると思うんですよね。
そこらへんの処理がとてもうまいです、この箱は。というか、うまくならざるを得なかったという感じでしょうか。結構懐の深い箱なので、わけわからんバンドがた~くさん出ます。それらを好意的に出演させていくことで培われた技でしょう。
ただまあ注意すべきは、多少音がでかくても綺麗に分離して出せてしまうそこそこ大きい箱になると、こういった小さい箱特有のカオス感で「ごまかす」ことはできなくなります。その時にちゃんと技量もともなっていれば良いのですが、そうでないと、大きい所いった途端に「なんかいまいち」に陥りますので、お気をつけ下さい。