「・・・は?」

  藤崎がモニター越しに変なものを見るような目つきで言う

「言うとるやろ、“魚人”や」


「(こいつ頭狂ったのか?)・・・いったい何なんだ?魚人って」


「おまえ普通の人間を海底に5000人もつれてこれると思うか?」


「確かに費用と時間が大幅にかかるな」


「当たり前や それにあんな短い期間で海底都市だのなんなの、つくれると思うてんの?」


「それは難しいだろうな というか、いったい何が言いたいんだ?」

  疑いつつも、藤崎は聞く

「つまりや、実際に海底に行ってアトランティスをつくったんは“人”じゃないねん」


「じゃあ何なんだ?」


「政府が・・・・・」

  宮本の会話が急に途切れた

「おい、何なんだ?どうした?」

  その時、すさまじい爆音が鳴り響いた

「うっ!」

  同時に、モニターから宮本の声が聞こえた

「第一、第二艦隊、戦闘準備! “魚人”が出てきたで!」

  こうなっては、何が何だかわからない藤崎、だが、目は冷静だ 


「各船員、戦闘準備!これよりに戦闘態勢に入る!」 

  藤崎の声が船内に響き渡る


「了解!」

  船員が声を合わせて言う


「そうや、口で言うより実際見たほうが早いし楽や、  まさかビビっとるわけないよな?」

  宮本が笑う

「ふん、笑わせるな」


「ピー・・・ こちら第一潜水艦隊」

「様子はどうや?」

「特に異常ありません」

「了解、ほな予定どおりアトランティスに行こか」



深海、 もはや海とは言えないほど暗い深海

その中に、まばゆい光を放ちながら進む大きな黒い影


政府がつくりだした移動型シェルター


潜水艦“黒船”だ


「まったく変な役押しつけよって・・・政府どうなっとんねん」

  第一艦隊船長 宮本がグチる


「愚痴をこぼすのならまきこまないでくれ」

  第二艦隊船長 藤崎がモニターを通して冷静にツッコミ


「わかったわかった、それにしても恐ろしーな政府って」


「何故だ?」

  藤崎は思わずキョトンとする


「おまえ知らへんの?」

  宮村も藤崎の顔をみて驚いている


「政府がアトランティスつくんのにどれだけ労力と時間いったと思ってんねん?」


「たしか・・・3,4年だったはず」


「お、さすが元政府情報処理科の藤崎君、労力はどのくらいやと思うねん?」


「それはわからないが・・・ってかその呼び方やめろ」


「はいはい、答えは一般人で約5000人分や」


  驚きを隠せない藤崎がおもわず言った


「政府が隠れてそんなことをしているとは・・・結構な人数じゃないか その人たちはどうななったんだ?」

  

「その“人”たち?ちゃうちゃう、“人”やないねん」


「???」

  藤崎がますますキョトンとする


「そいつら人やないねん、いうなら“魚人”やな」


「・・・は?」

黒猫です

いきなりですが

学校で考えた小説を書いていこうと思います


記念すべき(?)第一作です

それでは

どぞ | 壁 |д・)








AT  アトランティス





西暦 2×××年

もはや自然のかけらもない、地表には緑が一つもない、ただあるのは、過去の人間がつくりだしたゴミ

資源をめぐり他国との核戦争が絶えない、腐りきった国

もはや、人の姿すら少なくなってきている

戦争を恐れた人は、ただ逃げるしかなかった


そこで政府が極秘につくった海底都市


AT  ~アトランティス~


そう、ただ逃げるしかなかった・・・








「…ピー、 こちら第一潜水艦隊」 

「様子はどうだ」