「・・・は?」
藤崎がモニター越しに変なものを見るような目つきで言う
「言うとるやろ、“魚人”や」
「(こいつ頭狂ったのか?)・・・いったい何なんだ?魚人って」
「おまえ普通の人間を海底に5000人もつれてこれると思うか?」
「確かに費用と時間が大幅にかかるな」
「当たり前や それにあんな短い期間で海底都市だのなんなの、つくれると思うてんの?」
「それは難しいだろうな というか、いったい何が言いたいんだ?」
疑いつつも、藤崎は聞く
「つまりや、実際に海底に行ってアトランティスをつくったんは“人”じゃないねん」
「じゃあ何なんだ?」
「政府が・・・・・」
宮本の会話が急に途切れた
「おい、何なんだ?どうした?」
その時、すさまじい爆音が鳴り響いた
「うっ!」
同時に、モニターから宮本の声が聞こえた
「第一、第二艦隊、戦闘準備! “魚人”が出てきたで!」
こうなっては、何が何だかわからない藤崎、だが、目は冷静だ
「各船員、戦闘準備!これよりに戦闘態勢に入る!」
藤崎の声が船内に響き渡る
「了解!」
船員が声を合わせて言う
「そうや、口で言うより実際見たほうが早いし楽や、 まさかビビっとるわけないよな?」
宮本が笑う
「ふん、笑わせるな」