(元記事)
https://www.thestate.com/news/local/article205411054.html
By Cody Dulaney Apr 05, 2018
(内容)
―サウスカロライナ州コロンビア―
まさか報道という名目で偽免許証を購入するために、中国にいる人に120ドル送金する日が来るとは思わなかった。私たちが受け取ったブツは本物そっくりで、地元の酒屋のオーナーたちも言葉を失うほどだった。
「ワオ」 ローズウッドドライブにある「Jimmy ans Son's 酒店」の息子 Fred Alversonが言った。先週の木曜日に、その偽IDを彼がスキャナーに通したのだ。「このIDスキャナーは間違いないと思っていたけど、違っていたようだ」
「The State紙」で「Five Point's Identity Crisis」シリーズを始めたのは2月だった。大学時代の学生の一団がその地区で増大するバーに押し寄せた結果、訴訟や禁止法案に発展し、愛すべき地区が悪い方向に向かいそうな事態になったのだ。大学生たちがアルコールを求めること自体は別に珍しいことではない。しかし、私たちが「Five Points」のバーで見た大勢の法定年齢未満の学生集団は偽のIDを所持していたのである。
サウスカロライナ大学(USC)の学生数はこの40年で3倍になっており、1970年代後半の1.2万人から現在は3.5万人に膨れ上がっている。生徒たちの大半は飲酒可能な法定年齢に達していない。しかし、USCの調査によれば、USC一年生の1/3以上が、バーやクラブでは飲酒が認められていたようである。
「Five Points」にある駅周辺のバーはどこもドア前でスタッフがIDをチェックしている。しかし、学生によれば、スタッフはちらっと見るだけのようだ。そして、一度中に入れば、客は再びIDを提示することなく自由にドリンクをオーダーできる。
IDの写真と同一人物に見えるか否かは問題にならないケースが多い。私が目撃した二人の女性は同じ運転免許証のコピーを使っていたし、髪の毛の色以外はまるで違うIDを使っていた人もいた。
10人以上の法定年齢未満のUSC学生が、21才になれる抜け道は中国を拠点とする企業「ID God」を利用することだったと「The State紙」に語った。この企業は我々のコメント要請に答えなかったが、そのウェブサイトには「低価格で高品質ID」と「友人と楽しい時間を!」と謳われている。
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