中谷です。
私はこれまで
５年に渡って
計１２もの大規模なLIVEイベントを企画し
様々なアーティストや
バンドと交流をはかってきました。
そのせいか
私は
ミュージシャンのLIVE
を一目みるだけで
そのミュージシャンが今後
「生き残っていくのか」それとも「死ぬのか」
なんとなく
分かるようになりました。
たった５年の経験で印象に残った事
それは・・・
何百 何千とみて来た
いわゆる
売れない
ミュージシャン達の姿です・・・
私は 一時期
LIVE経営をやる傍ら
そんな彼らを
どうにかしてあげたい！と思って
行動していてた時期もありました。
彼らの良さをなんとか見つけ
知り合いに紹介したり・・・
音楽会社に関係する人を
LIVEに誘ってみたり・・・
しかし
いくらやっても
彼らが売れることはありませんでした。
最終的には
そんなミュージシャンを紹介した
私の 社会的評価まで
下がってしまったのです。
「もうLIVEには誘わないでくれ」
友人から言われた
その言葉に 深く傷つきました。
私のやっている事は
間違っている事なんだろうか・・・
もう彼らを
このまま見捨てるしかないんだろうか・・・
毎晩悩みました。
たくさんの本を読み
再度 音楽産業について勉強しました。
そうして
１週間ぐらい悩んだ
ある時・・・
私はふと気づいたんです。
『売れていない彼らには
１つの共通点があるかもしれない・・・』
私は １週間考えて やっと
１つの答えにたどり着くことができました。
全ての
『売れないバンド』に共通すること・・・
それは
たった１つの
『あるマインド』が足りていない
ということだったんです。
たった１つの
『あるマインド』・・
それは
『ビジネスマインド』です。
私は
それに気づいてから
一気に考え方 行動が変わりました。
多くのミュージシャンが
『感情論』だけで話をし過ぎです。
今では
もう うんざりです。
「めちゃめちゃ売れるバンドになりたいんすけど
中谷さん なんかアドバイスないっすか？」
そんな質問を
よくバンドマンの方にされます。
そういう方に
私は 決まってこう答えます。
「それでは
今すぐ楽器の練習なんかやめて
本屋にいって
『マーケティング』や『ブランディング』
と書かれたビジネス書を買ってきて
バンドメンバーと 一緒にビジネスを勉強したらどうですか？」
ほとんどの バンドマンの方に
驚かれます。
「いや 中谷さ～ん
そういうことじゃなくって・・・」
という感じにね
まぁ
こんなこと言う人は
日本でも 私ぐらいだと思いますから・・・w
でもね・・・
「そういうことじゃなくって」って
本当に言いたいのは
私のほうなんですよ・・・
なぜか っていうと・・・
多くのミュージシャンが
「売れる」の本質を分かっていません。
音楽ばっかりやってて勉強しないからです。
「売れる」＝「多くの人からお金をいただく」
ってことです。
ようは
「売れよう」って思った時点で
ミュージシャンだろうが
料理人だろうが モデルだろうが
それは
立派な「ビジネス」なんですよ。
とすれば
ミュージシャンだって
立派な「ビジネスマン」なんです。
それなのに
多くのミュージシャンは
「自分の音楽を磨く」ことしか
頭にない気がします・・・
それだから
『売れない』のは当たり前なんです。
ビジネスをやろうとしている人が
ビジネスを学ばないで 何 学ぶんですか？
楽器の練習法ですか？
作曲の方法ですか？
レコーディングの方法ですか？
そんなことを
手探りでいつまでも
やってるから 「売れない」んですよ・・・・
あまりにも
現実離れなことを言ってるんです。
今のミュージシャンの多くが・・・
結局
売れないバンドたちは
今の音楽産業に
「踊らされているだけ」
って考えに いたらないんです。
『売れない』あなた達が
音楽をするために買う
楽器や楽譜 スタジオ代
CD代 レコーディング代 教材代
それで
今の音楽業界は儲かっているんです。
上の人達は
「ウハウハ」言ってるんです。
多額のお金を手に入れて
楽しい毎日を送っているんです。
あなたは
悔しくないんですか？
世の中
『仕組み』をつくった人が勝ちます。
それが
今の日本の音楽産業の現状なんです。
そういった日本の
『社会が動く仕組み』を勉強せずに
自分勝手な音楽ばかり
やっていては
『売れない』のは当然です・・・
あなたの大切な
お金 時間 努力 を
決して無駄にはしないでください。
今
私の言ってる事が
とても『真実』には思えない人
そういう人こそ
このブログを読むべきです。
音楽産業の知られざる「裏の世界」
これから どんどんお話していこうと思います。
「売れるバンド」になりたかったら
夢を歌う前に まず『現実』をみてください。
この世界は
お金と法律で回っているんです・・・
今後の記事に ぜひ ご注目ください。
ありがとうございました。
バンドLIVE コーディネーター＠中谷