テレビ番組でALS患者の密着?を見た。
病状が進行すればいづれ完全閉じ込め症候群(TLS)になりかねないと思えば、ALS患者は叫びだしたいような恐怖を嚙み殺して生きている。
明日には画期的な治療法が見つかるかもしれない、ということに一縷の望みを託して。
これは明日をも知れない高齢者より、あと何十年も心臓が止まるまで外界との遮断された状態で生きねばならないかも、といったほうがより地獄かもしれない。
このように文章を書けている事でさえ、感謝すべきことかもしれない。
・・とこれを書いていたら症状の進行を止める薬の発表があった。
確認できないのをいいことに『想像力は、ある!』と言い張る人が居る。
インプットもアウトプットもできない、静寂の暗闇の中でただ死を待つ、精神世界はいかがなものであろうか。
五感があるだけ、まだ地獄の方がまだマシ。
正直、このような状況では一日たりとも正気を保てる自信が無い。
この発表を聞いても画期的な福音と感じられない人は、間違いなく想像力が無い。