<あらすじ>
囚人たちに追い掛け回されていたクロエは、少年セバスチャンの手引きにより地下通路を通って少年三人が住んでいる住居に出くわす。
次男レオが同居を拒否するが、クロエを引き止めたくて涙をこぼす末っ子セバスチャンの泣き顔がロックと重なって見え、クロエは思わず涙を流してレオは折れる。
少年たちには父親が居り、その父親(ヨシキ)は脱獄用の船を建造する計画をしておりその建造に携わることで子供たちの命が保たれていた。
しかしヨシキには自殺願望があり、拘束具でベッドに寝かしつけられており、クロエは身の回りの世話を焼くことになる。
ある日ヨシキの虚言に騙されクロエは拘束具の一部を外してしまうが、ヨシキは隙を見て引き出しから剃刀を取り出して自分の頸動脈を切って自殺してしまう。
偶然その場面を目にしたレオはショックで外に飛び出す。
レオを抱いて引き止めるクロエは偶々レオの腹にある痣を見てしまう。
それはロックの腹にあった痣と同じで、クロエはレオがロックであると気付く・・


<感想>
1巻からの失速感は否めないが怒涛の展開で間延びした感じでもない。
レオは、クロエの踊る仕草に過去を思い出し、クロエが姉であることに気づいているようだ。