<あらすじ>
ジェームス・ボンドは激しいカーチェイスの末、拘束したホワイトをイタリアのMI6に引き渡す。
Mはヴェスパーと共に写真に写っている男が古くから付き合いのあったフランス人と教える。
痛みが激しい水死体として発見されたが、ヴェスパーが残していた遺留品とDNA照合すると別人だった。
ボンドは口では気にしてないようなことを言ったが、Mの目を盗んで写真をかすめ取る。
ホワイトはMI6やCIAの情報が漏れている組織の存在を仄めかす。
その時、護衛のミッチェルが銃を乱射し、その隙にホワイトが逃げる。
ボンドはミッチェルを追うが、自身危機になったこともあり射殺してしまう。
ミッチェルが所持していた紙幣の番号を照合すると、ル・シッフルが取り扱っていた紙幣と続き番号であった。
調べるとスレイトという男の口座に続き番号の紙幣が振り込まれていた。
ボンドはホテルのスレイドの部屋に押し入り、格闘になるがスレイドを殺害してしまう。
背格好が似ていたのをいいことに、ボンドはスレイドになりすましホテルに届いていたブリーフケースを受け取る。
ブリーフケースを手にホテルを出ると、カミーユという女が自動車を横付けして乗り込めという。
スレイドは情報を売ると言ってカミーユを呼び出したが、ボンドがブリーフケースを開けるとカミーユの写真と拳銃があった。
どうやらカミーユを殺害しようとしていたようだ。
カミーユはボンドを叩き出し、ボンドは尾行していたバイク乗りのバイクを奪い、カミーユを追う。
カミーユは湾口の施設に逃げ込み、ボンドはバイクに跨ったまま遠巻きで様子をうかがう。
施設には環境保護を謳う『グリーン・プラネット』の代表者ドミニク・グリーンがおり、メドラーノ将軍にクーデターの資金を出すのと引き換えに砂漠の採掘権を得ようとしていた。
メドラーノ将軍はクーデターによって返り咲きを目論んでいたのであった。
グリーンの紹介によってメドラーノ将軍とカミーユはボートに乗り込んで海に出る。
ボンドはカミーユが拉致されたと勘違いして大立ち回りの上カミーユの身柄を確保する。
ボンドはどこかの港でカミーユの身柄を預け、グリーンを追う。
グリーンはプライベートジェットでオーストリアに向かうが、その中にはCIAのエージェントがおり取引が行われていた。
グリーンはオペラを観劇しながら要人とパイプラインの敷設などについて会話するが、ボンドが会話に割って入る。
その場を退去しようとする要人たちをボンドはMI6に報告する。
グリーンはボリビアに向かい、ボンドは追跡しようとするが要人の中にMI6の関係者が居りパスポートとクレジットカードの使用を止められてしまう。
ボンドはイタリアにいる拷問から生還したマティスに、共にボリビアへの潜入を依頼する。
ホテルに投宿したボンドはグリーンの主催するパーティーへの招待状を受け取る。
グリーンは集金を呼びかけ、ボンドとカミーユに捨て台詞を吐く。
二人は用意された自動車に乗り込んだが、警察官に引き留められトランクを改めたいという。
トランクを開けるとマティスが入れておられており、警察官の発砲によりマティスは死亡する。
ボンドは警察署をなぎ倒すが目撃者がおらずボンドが発砲したことになる。
ボンドは濡れ衣を着せられたのだ。
ボンドはCIAのフィリックス(前回カジノ・ロワイヤルでボンドの腕をつかんだエージェント)を呼び出し、メドラーノ将軍とグリーンが会う予定のホテル名を教えてもらう。
ボンドとカミーユは古い飛行機で砂漠の採掘場に現地検証しに行く。
何者からかの強襲を受けカミーユの装着したパラシュートを頼りに二人は飛行機を飛び出す。
二人は採掘場の川床に着陸し、石油だけでなく水が出ることを発見する。
わざとダムをせき止め、高く売る算段を見抜く。
カミーユはかつてメドラーノ将軍に家族を惨殺され、復讐のため接近したというのだ。
二人は川床を出て、最寄りの集落に歩いて到着する。
集落では民衆が水を求めて不満を鳴らしていた。
ホテルに侵入しようとするカミーユにボンドは銃の指南をする。
カミーユはホテルに屋根伝いで侵入し、ボンドは陽動か正面から派手に侵入する。
車がぶつかって発火し、更に燃料タンク?に引火してホテルは炎に包まれる。
カミーユはメドラーノ将軍を射殺し、ボンドは命からがら逃げだしたグリーンを発見する。
ボンドはグリーンを砂漠の真ん中に置いてけぼりしたが、組織によって消されたようだ。
ボンドはロシアに飛び、写真に写っていたフランス人に銃口を向けるがMI6に引き渡す。
<感想>
ボンドは口ほどにもなく(マティスは年齢的に娘のつもりで?)ヴェスパーを引きずってたのだろうか?
日本は石油がドシドシ出ないとはいえ、代わりに水がドシドシ出る。
ロックフェラーほどでなくても、ある程度資源として見ていれば水源ズバズバ買われるといったことは阻止できたのでは?
ま、手遅れ杉ですか。