<あらすじ>
誰しもが魔法を使い、魔法の巧拙が全ての価値観を左右する魔法界の森の中、マッシュは大きなバーベルを使って筋トレをしていた。
筋トレを終えたマッシュは好物のシュークリームを頬張る。
森の中に住むレグロ(75)のもとに養子であるマッシュが帰宅する。
マッシュに街に行かないようくぎを刺してレグロは外出する。
しかしマッシュはシュークリームの名店?に買いに出かけ、風が吹いてフードがめくれアザの無いマッシュの容貌を見て皆後ずさる。
警察官のブラッドは交番のテレビで『今年の神覚者』のニュースを見ていた。
妬みの言葉を吐くブラッドに、牢屋の中でつるし上げられている犯罪者は許しを請う。
アザの無いマッシュは職質を受け、レグロは一悶着起らぬようにマッシュを抱きかかえて退散する。
レグロはマッシュをたしなめ筋トレに行くように促す。
その後功績のにおいを感じ取ったブラッドがレグロの住居に踏み込む。
マッシュの引き渡しを拒むレグロはブラッドに痛めつけられる。
レグロの回想・・
生まれつき魔法があまり得意でないレグロは皆に疎んじられる。
絶望で建物の屋上から飛び降り自殺をしようとしたとき、屋上でアザの無い赤ん坊を拾う。
始めて自分を必要とする存在が現れ赤ん坊を育てることを決意する。
なおもブラッドがレグロに暴力を加えようとしたとき、マッシュがブラッドの部下の頭部を掴んで壁を打ち破って突入する。
ブラッドは強力な魔法を次々放つがマッシュにことごとく払い落とされる。
マッシュは杖を借りて手にし、ブラッドは魔法を防御するためバリアを展開する。
マッシュは杖を高速で投げつけてブラッドの頬をかすめ、ブラッドは目が点になる。
ブラッドは取引条件として魔法学校に行って『神覚者』に選ばれるか、国を挙げて追われる身になるか、二択を迫る。
マッシュはレグロとの平和な生活を守るため了承する。
名門イーストン魔法学校では編入試験が行われ、エリート魔法使いクロードが担当することになる。
試験は動き回る文字を整列させるというものだがマッシュは威嚇して整列させた。
その後マッシュは力業で試験を次々クリアするが最後の試験は制限時間内に迷路を抜けるというものだった。
マッシュが迷路に入った時レモン(女の子)が協力し合ってクリアしようと言って同行を願い出る。
先を急ごうとするマッシュにレモンは呪文で手枷足枷をはめる。
足止めするよう指示を受けていたのだ。
しかしマッシュは手枷足枷を引きちぎって先を急ぐ。
追いつこうとするレモンの前にスフィンクスが現れ『朝には4本足、昼には2本足、夕方には3本足、この生き物は何?』という有名な質問を投げかける。
レモンが答えられず罰を受けようかというときマッシュが現れ『そんなのいるか』と言ってスフィンクスを殴りつける。
マッシュはいかなる魔法も破れない壁を突き破って一直線でゴールする。
皆に非難されるマッシュを庇う為レモンは家庭事情で足止めをクロードに指示されていたことを明かした。
クロードは『気に入らないやつを落とそうとして何が悪い?』と開き直る。
そこにウォールバーグ校長が現れ最終面接を直々に行うことを通告する。
校長はマッシュにいくつか質問をして強大な存在が立ちはだかっても同じような行動がとれるか?と問う。
校長は異形の怪物に変身し、人形にレグロの魂を封じ込める古代魔法を使う。
人形にはナイフがゆっくり下がり、人形にナイフが刺されば魂の持ち主は死亡するらしい。
マッシュは両手でナイフの降下を阻止しようとする。
校長はマッシュに『強き者としての資質』を見てイーストン魔法学校への入学を認める。
魔法局の高官の息子キャベルに目をつけられたマッシュは持ち物の教科書がボロボロにされていた。
マッシュは寮の同居人フィンに教科書を見せてもらうよう頼み、マッシュは『いい人と友達になれてよかった』と言ったがフィンの表情はすぐれなかった。
キャベルはマッシュを自主退学に追い込むためフィンに『服でも燃やしてこい』と命令するがフィンは拒絶する。
キャベルが現出させる糸に操られてフィンは土下座の姿勢をとらされる。
物音に気付いたマッシュはその場面に直面する。
フィンは涙を流しながら『命令に逆らえず教科書をボロボロにしたのは僕だ、すまない』とマッシュに謝る。
マッシュはキャベルの前髪を鷲掴みし床に叩きつけた。
一部始終を見ていたファルマン教頭はマッシュとフィンを学内会議にかけて退学させようとする。
見下し感たっぷりのセリフを吐く教頭の顔面にマッシュは跳び膝蹴りを直撃させる。
いつでも退学にできるんだぞ、と尚も減らず口をたたく教頭をマッシュは床に埋める。
マッシュは校長に呼び出され、魔法局から退学の勧告を受けていることを明かされる。
しかし校長はこういった体質をかねてから苦々しく思っており、マッシュには神覚者になって欲しいと明かす。
神覚者に選ばれるにはコインを集めることと校長は説明し、今回のことは何とか丸く収めると言った。
魔法界の人気スポーツであるデュエロ(空中のバスケみたいな競技)の寮対抗戦が行われ、マッシュは一年生ながら抜擢された。
マッシュは無駄に暑苦しいトム(デュエロの昨年MVP)にスカウトされ、トムは敵の体当たりを受けて負傷した。
マッシュは空中に跳びあがり足をバタつかせて力業で浮力を得て浮遊した。
パスされたボールをマッシュはゴールに剛速球で貫き、しかも鋭い変化をつけて手元に戻るようにしていた。
マッシュは大量得点し、大差をひっくり返した。
編入試験で一位成績だったランスは魔法のビンを取り出し、トム・レモン・フィンを閉じ込める。
三人を人質にランスはマッシュを森におびき出す。
ランスは強力な重力場を発生させ、マッシュを突っ伏させる。
しかしマッシュは地中の木の根っこを引っ張ってランスを重力場に引きずりこんで突っ伏させる。
<感想>
頭を空っぽにして読む分には結構面白いよ。
熱いキャラは熱い人格とは限らないしクールなキャラはクールな人格とは限らない。
よく麻雀漫画が何かにつけて麻雀で決着をつけるような強引な展開。