津田由雄(主人公、以下由雄)は路面電車に乗りながら過去の彼女のことをぼんやり考えていた。
由雄は妻にこれから受ける手術の日程を打ち明ける。
隠居生活を送っている父親からの仕送りが滞り、由雄は手術代の工面に腐心する。
由雄は休暇の許可を得るため上司に会おうとするが不在の為、直接上司の家を訪問する。
上司の家では、妻との仲を取り持った夫人がおり、由雄に過去の彼女について(たぶん)いずれ話がしたいと言われる。
売れない作家をしている叔父の家に由雄が訪問、編集の仕事をしている小林(由雄の古い友達)がおり、雑談後帰路で小林から『昔の彼女のことが忘れられないんじゃないか?』と図星をつかれ狼狽する。
由雄は入院生活に入った。
由雄の妻は生家である叔父の家を訪問し、不和になった時の備えに叔父から小切手を受け取る。
入院見舞いの準備に慌ただしくしている由雄の妻に小林が訪問、外套を譲り受けるのを口実に由雄の過去を仄めかす。
入院生活から戻った由雄は実妹から生活を慎ましくするのを引き換え条件に金を用立てすることを持ちかけられる。
由雄の過去の彼女について話が及んだところで由雄の妻が戻ってきて、話を聞かれてなかったかと危惧する由雄。
由雄の妻から小切手を見せられ、激怒して帰る実妹。
由雄は事態の収拾を夫人に頼んだが、夫人は過去の彼女との清算を示唆する。
湯河原に向かった由雄は、流産で療養中の過去の彼女と再会する。
未完ー (夏目漱石の突然の死亡による)


男女のことを言うのも片腹痛いとは思いますが、私見を少々・・
よく『女は容姿のみで判断しない』と言うが、視力がある以上容姿が与える影響は大きく、容姿が良ければそれに越したことはないに決まってる。
それは男女どころか野生生物でもそう。
そういった偏見を与える大きな要素は『子供の扶養に対しての責任感』と思う。
安定した経済力が無いと困るのだ。
子供に恥をかかせるような肩書だと困るのだ。
子供のためには容姿が少々(前ZOZO社長や南キャンの山ちゃん程度を不細工呼ばわりするんでは多少ではない)悪くても我慢できるか、あくまで容姿にこだわるか、個人的な信念としか言いようがない。
逆に言えば一般的に男はそういった責任感が薄いとも言える。
逆立ちしても妊娠・出産はできないからだ。