小岩井農場この不可思議な大きな心象宙宇のなかでもしも正しいねがひに燃えてじぶんとひとと万象といつしよに至上福しにいたらうとするそれをある宗教情操とするならばそのねがひから砕けまたは疲れじぶんとそれからたつたもひとつのたましひと完全そして永久にどこまでもいつしよに行かうとするこの変態を恋愛といふそしてどこまでもその方向では決して求め得られないその恋愛の本質的な部分をむりにもごまかし求め得やうとするこの傾向を性慾といふ