マリヴロンと少女~共生思想と自己犠牲

マリヴロンと少女~共生思想と自己犠牲

表現法のいかなる主張も個性の限り可能である

巨きな人生劇場は時間の軸を移動して不滅の四次の芸術をなす

永久の未完成これ完成である



この不可思議な大きな心象宙宇のなかで
もしも正しいねがひに燃えて
じぶんとひとと万象といつしよに
至上福しにいたらうとする
それをある宗教情操とするならば
そのねがひから砕けまたは疲れ
じぶんとそれからたつたもひとつのたましひと
完全そして永久にどこまでもいつしよに行かうとする
この変態を恋愛といふ


そしてどこまでもその方向では
決して求め得られないその恋愛の本質的な部分を
むりにもごまかし求め得やうとする
この傾向を性慾といふ