見てしまいました、
動物園の相葉くんのトリミングを偽善のように捉えて批判している声をあんぐり


撮影のために待たせた犬が可哀想とか、

扱いやすい犬を選んでるに違いないとか、

ヤラセの偽善だとか、




しっかりスケジュール調整して状況を整えてロケにのぞむ、
それをヤラセと言うならヤラセは当たり前でしょう。

ドキュメンタリーではないのだから。


番組の目的(良心)は、

人の手が届かないまま放置された保護すべき気の毒な犬がいっぱいること、

そんな保護犬だってトリミングを通して人の温かさを知れば人と一緒に暮らす道を一歩歩み出すことができるということ、

保護犬を飼う選択を考えてみませんか?、

それらのことを伝えることです。



文句を言う人は番組の目的が、

相葉雅紀が素晴らしい動物愛護の精神を持ってトリミングをしてる場面を見せて視聴率をあげること、

だと思ってるのでしょう。


タレントでなく実際のトリマーさんがおなじことをしたらそんな穿った見方はしないのでしょうね。


でもタレントの相葉くんが挑戦することでこそ訴求力が高まる。
それこそテレビ放送の意義。

テレビを見ているのに、
いちばん肝心なことに気づいてない。



捕獲した犬を待たせるといってもそもそも気の毒に何年間も放置されていたわんちゃん…、

マスメディアでメッセージを伝えるために、相葉トリマーの到来を数日待つことを問題にするなんて本末転倒。


そもそも捕獲自体そんなに簡単に思い立った日にできるものではありません。
現場を知らなすぎ。

そして、
撮影でなくたって捕獲したすぐその日にそれなりのトリマーさんが駆けつけトリミングができるわけがありません。

毛玉もなく汚れてもいない
おうち飼いのきれいなワンちゃんのトリミングとは違う。

誰でもできるトリミングではないでしょう。

相葉くんのトリミングの師匠が「危険だから安易に真似をしないでください」と一言呟くほどの特別なトリミングなのです。

もちろん相葉くんが特別すぐれてるわけではないとは思います。

ただしどんな人にでもできることでもないと思ってます。

相葉くんの真摯な個性ありきの、ベテラントリマーさん達のサポートで難しいトリミング経験を重ね身につけることができた技術。

現場の証言を聞くにつけ、スタンドプレーせずにカメラが回らないところでも自ら時間をかけて汗かき努力を重ねた成果だと思ってます。




扱いやすい犬を選んでるとは思います、たぶん。

スリルたっぷりに衝撃映像を見せることが目的ではないのだから。

でも、そもそも攻撃的ではなくても怯えてる犬をトリミングするってとても大変なこと。

技術の問題だけではなく、保護犬の傷んだ心に寄り添わなければならないのだから。

扱いやすい犬を選んでることを批判する時点でその人は動物のことを知らなすぎ。

扱いやすいの次元が違う。




いずれにしろ、
そもそも相葉くんが個人的な慈善でトリミングをしているのではないということ、

そこを勘違いしているんでしょうね。



相葉くんは出演料をもらってタレントとしての仕事をしているのです。

ボランティアではなく表現者です。

この企画やれますか?と言う提案に YES と応えそのしごとを前向きに一生懸命こなしているだけです。

(ちなみに NO というタレントさんも多いと思います、時間のかかる汚れ仕事だから)


受けたからには、
企画を通しメッセージを伝えたいと手を抜かず、

だからこそ見る人の心を打つのだと思います。
 
相葉くんがタレントとしての使命をしっかり果たしているということです。



基本的な頭の整理ができずにテレビを観てる視聴者がいることにびっくりです。



ちなみに保護する意味というのは、

そのまま放っておけばどんな出自の犬であろうと保健所に行って処分される運命にあるから。

頭がこんがらがってる人が、トリミングを見せるために保護してるのだと誤解しかねないからひとこと。




それにしても保護団体の方たちには頭が下がります。

どんなに大きく強い気持ちを持っていても人間一人がやれることは限界があります。

犠牲をともなわないボランティアはありえない。

自分の生活を犠牲にする覚悟、なかなかできることではありません。

お金の力、協力者の力…
あたりまえに得られるものではありません。

むしろどちらもマイナスのチカラの方が大きい要素。


普通ではない行動なので、
理解よりむしろクレームを受けることの方が多いかもしれません。

心ない人は犠牲の共有を嫌がるから。

保護活動されてる方達は、
心折れることもたくさんあるに違いありませんね。




わんちゃんかわいそう、猫ちゃんかわいそう、ボランティアさんえらい、と思っているだけの自分が本当に情けないです。


0匹よりはと思い、
我が家でも2匹の保護猫(条件的に限界泣)を迎えていますが、塵にも満たない力です。  

あとは機会があれば 
1、2食抜いて気持ちだけになるけれど寄付をすること。

情けないけれど、塵も積もれば山となるよねと自分を慰めるしかありません。





蛇足ですが、
私の願いはペットショップがなくなることですニコニコ

【追記】ペットを人間に置き換えて考えれば当たり前のこと。


そして、
りっぱな純血種ではなく、
保護犬、保護猫を飼っていることがすてきなステータスになるような世の中になることニコニコニコニコ
(これも偏見かもしれませんけれど…)






とにかく
相葉くんのトリミング企画批判に対しては、

外野でとやかく言う前に自分で何か行動せいや!ということに尽きますネ。


と感情に任せて反論してみたものの、伝えたい人には伝わらない。

なんだかな…です悲しい