ウォーキングの
最後にやってきたのは
「豊郷小学校旧校舎群」
昭和１２年
近江商人で
「丸紅」の
古川鉄治郎氏によって
寄贈されました
私が大好きな
建築家
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの
設計です
「白亜の教育殿堂」
「東洋一の小学校」と
いわれたそうで
国の登録有形文化財に
登録されています
階段の手すりには
ウサギと亀
アンデルセンの童話かな
イソップやったっけ？
多くの建築を手掛けた
ヴォーリズですが
小学校は
日本でここだけだそう
モダンで美しい
建築様式
たっぷり
光を取り入れた
大きな窓
ヴォーリズは
英語教師として
アメリカから来日
宣教師でもありました
ヴォーリズの講義に
人気が集中
戦前の日本では
容認されず
教職を解任されます
その後も
滋賀を拠点に
医療福祉施設 教育施設に加え
メンソレータムを設立
「青い目の近江商人」とも
呼ばれました現在では
建築家としての側面が
有名になっています
豊郷町は
小さな町ですが
中山道があり
昔から往来が多く
近江商人が多く住む
街でした
明治時代以降
日本経済の近代化に
貢献した実業家たちを
輩出します
近江商人の理念は
「売り手よし 買い手よし 世間よし」
社会貢献の
意識が
高かったんですね
豊郷小学校旧校舎は
昔の偉人たちの
そんな精神性も
感じることのできる
素晴らしい
歴史遺産でした