決して平等ではない
生まれ落ちた時から
それぞれの運命や宿命を
抱えている
いつの時代に生まれるか
どんな親の元に生まれるか
誰ひとり選ぶことはできない
どんな才能を持っているか
容姿はいいのか悪いのか
どんな病気を持っているのか
まさに一人一人が
異なった宿命の中に存在する
生まれたのちも
なぜ自分だけがこんな目にと
不幸な境遇にあえぐこともある
仕事がうまくいかず
自分の能力のなさに落ち込む
しかし
誰もがオリンピック選手に
なれるわけではないし
誰もが事業で成功するわけではない
それらの不平等や
自分の限界もひっくるめた
まるまるの自分を受け止めて
生きる
まあ50歳も過ぎれば
自分の人生が
具体的に見えてくる
できることできないこと
やり遂げたいこと
諦めなければならないことを
認めたうえで
心地よいと感じるサイズで
これからの人生を過ごすことは
自分が納得できる人生かなと思う
何をもって幸福と思うかは
人それぞれだろう
私の場合は
この世に生まれただけでも
奇跡なのだから
生きてるだけで儲けものじゃないか
必ずしも
幸福を感じられなくてもよいと
思って生きる
それが気が楽でいい
つくづく
そんなことを考える