こんばんはです。
しおんですガーベラ

久しぶりのブログ更新となりますが
この想いは書き留めておきたくて。
恐らく、長くなると思います。。。


ミュージカル『薄桜鬼 真改』山南敬助篇


大千秋楽から一週間が経ちました。



素敵なカンパニーの皆さま、

そして、素敵なお客様の支えがあって

無事に誰一人欠けることなく

駆け抜けることが出来ました。


本当に、ありがとうございました…!



“薄ミュ”は私にとって

何年も何年も憧れ、手を伸ばし続け

目標としていた作品でした。


雪村千鶴ちゃんを演じる。

夢なのか、現実なのか、信じられないほど嬉しくて

私に出来るのだろうか、という不安もあって。


でも、今の私に出来ること、全てをかけて

この作品に身を捧げようと思って、取り組んできました。



自分を信じ、周りの皆さんを信じ


そして、山南さんを信じ。


信じるって、怖いし

本当に覚悟がいることで。


誰かと接する時、見えている部分は

ほんの一部で

だけど人ってそんなに簡単じゃなくて、色々な面を持っていて

誤解されたり、嫌われたりする事だってある。


例え、全ての人が良しとする事でなくても

その人にとっての正義がある。

だから、愛する人の正義を

何があっても信じてあげたい。受け止めたい。

そういう願いもあったんじゃないかな。



そして、居場所って

そうやって信じて、愛した先に、あるのではと思ったり。



父様と。


千鶴ちゃんはね、本当にいい子なんです。

凄い子なんです。

裏切られたと思っても、己の信じる道をひたすらに、ひたむきに歩き

愛する人を信じる強い心を持っていて。


でも、それだけ人を信じられるのって

きっと、父様からの愛をちゃんと受けて育ったからなんじゃないかなと。

父様は夢の為だったかもしれないけれど、そこにはちゃんと愛があったのだと思っています。


父様、ありがとう。



そして、役作りの参考として

雪村千鶴ちゃんのキャラクターCDの音源を聴いていたのだけど

「私はもう泣いたりしない」と言っているのです。


作中、涙が出そうになっても、できる限り堪えることを心掛けていました。

涙が流れてしまう所もあったけれど

大半が誰かのための涙なのです。


決して現実から目を逸らさず
見届ける事が、大切な大好きな新選組の皆さんの為に出来ることで。

そこが彼女の強さなんじゃないかと。



そして今作、千鶴と対にあった薫。

薫が居たからこそ、千鶴の決意もより強いものになったのではないかと思います。



薫とは真正面からぶつかり合うナンバーがありまして。

本当に毎回、心と身体と歌と

全てでぶつかり合っていました。


それが出来たのも、薫を演じるゆっちゃん(星元裕月さん)あってのこと。


稽古序盤から、たくさん話し

私達にしか出来ない薫と千鶴を作り上げようと、誓っていました。


お芝居への向き合い方、人との向き合い方、生き様

全てが本当に素敵で、かっこよくて

私はとても尊敬しています。


そして、特大信頼の元

あのシーンが出来上がった訳です。感謝。



そして、平助くん。

一緒に撮ったお写真がないの…、、、


でも特大信頼、大感謝しているうちの一人です。


樋口の裕太くんは

稽古場でも気さくに話しかけてくれて

千鶴と平助くんとの距離感をちゃんと作り上げてくれていたのだなと。


平助くんとのシーンは、いい意味でなんだか安心出来たし

たくさんの感情を貰っておりました。


サンキュー、ベストフレンド、平助くん。




そしてそして、山南さん。



言わずもがな、本当に素敵なのです。


人を、ものを慈しむ彼の優しさ

その背中に、その表情に

何度も胸締め付けられ

でも、本当に愛しく大切で。


人一倍責任感が強くて

自分より、人を先に想ってしまう山南さんを、

千鶴として守りたいと、

そんな気持ちが湧いてきました。



山南さんと千鶴ちゃんが

皆さまの心の中で、微笑み合いながら

生き続けますように虹



この愛に溢れた作品

カンパニーの皆さまとの出会い

大切な時間を抱き締めて

この最高の景色を心に刻んで。


桜の季節になったら

きっと思い出すんだろう。

愛しい日々を。


全ての方に感謝して

前へ進んでゆきます!!!



またどこかで、お会いしましょう!!ガーベラ




最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


雪村千鶴役 青木志穏