現在私の所属している筑波大学体育専門学群では、9割以上の授業がオンランで行われている。
オンライン授業では、授業から1週間以内に授業の動画やレジュメを見て課題を提出し、課題の提出率及びそのクオリティーによって成績が決定するというものになっている。
入学当初の私は、教室に赴く必要もなく、好きな時間に課題ができるなんて楽すぎる!最高!などと思っていた。
確かにGWあたりまでは授業に行く時間がないため、自分の時間が無限にあるとまで錯覚していた。加えて、オンライン授業の課題は友達と協力することで更に時間をかけずに終わらせることもできる。最悪、授業動画を全く見ずに友達のやった課題の解答を写して提出するということもオンラインの特性上、余裕でできてしまうのだ。
しかしながら、最近の私は約一か月前の他力本願であった自分のやり方では大学に学びに来ている意味がないと感じるようになってきた。
親に大金を払ってもらっまでわざわざ来た大学。所詮大学なんか来なくとも社会に出て一人前に働くこともできる。それなのに、大学に来ているということは何か自分の学びたいことがあるからに違いない。
大学に入学して、約二か月。ようやく自分が大学生であることの意味や重さを自覚したような気がする。
このことはオンライン授業が私にもたらした一番大きな学びであり気付きである。
そして、いち早く通常授業が行えるようになることを祈るばかりである。