『百年法』みたいな世界観だなと思い。

 

 

『代体』山田宗樹

 

 
代体 代体
 
Amazon
 

 

意識を全身義肢に転移できる技術が開発されてる近未来の話。

 

最初はそのロボット化にできることによる不老不死とか倫理的な観点からの宇宙という高次元まで話が跳躍していく。

 

開発者・研究者たちの悪意や私利私欲よりも子供的な純粋な好奇心を感じます。

 

『MIB』のラストシーンのある扉開いたらめっちゃでかい人たちの引き出しの一つだった、みたいな話が好きな人にはオススメかと。

 

既に存在している別の宇宙が、高等な頭脳を持った選民たちではなく普通にくらしている人たち全員の共有の意識から成り立っているというオチが皮肉も利いてて良かった。物語全体は思いっきり理系なんだけど根本は結局、お涙頂戴とかではない(原始的な)心にあるってところも血が通ってる感じがして好きでした。

 

主人公が御所っていう感じを出しておいて、最後は八田と斉藤なのか、ユキオなのか、明確でない感じもこの物語の重要な要素である共有意識に繋がっているのかなとも。

 

少年が好きなワクワク感とアイディアが満載の作品でした。