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堺シュライクスの初代ユニフォームデザインを公募で採用していただいた縁で、今年から使用する新ユニフォームのデザイン依頼をいただいた。

チームの希望は、グリーンベースでサブカラーのゴールドを継続使用とこと。あとストライプも…という事だった。

実はシュライクスのセカンドユニフォームで、グリーンベースのユニフォームが既に存在しており、こちらのユニフォームとの差別化を図る必要もあった。

 

チームの希望をデザインに落とし込む中で、なかなか納得いくものができなかった。

いくつかのラフデザインを描くなかでひとつのイメージが湧いてきた。

それが「タブーへの挑戦」だった。

 

ストライプのユニフォームにラケットラインを加える…

ユニフォームマニアの方々の中でも評判が良くない組み合わせだ。

単純に考えてもゴチャゴチャ感が出てクドいイメージでもあり、ボク自身もあまり好みではない。

例に挙げると昨年まで使用されていた阪神タイガースや侍ジャパンのユニフォームだ。

ストライプとラケットラインがケンカしてしまい、デザイン的にボヤけた感じになってしまう。

特に侍ジャパンのユニフォームは、ストライプ自体にもデザインを施しているためクドさ増し増しである。

 

ストライプとラケットラインを共存させるにはどうすれば?

どちらかの主張を抑えればいいのではないか?

そこでありがちなストライプのカラーを白にせず、同色グリーンのトーンを落としたカラーにしてみた。

この組み合わせは、自分の中では思った以上に上出来であった。

そしてストライプの線は細めに。ピンストライプと呼ばれる線が細めのストライプはスマートでいい感じになる。

ストライプの線は細い方がイケてる。と言うのはボクの持論だ。

こうして今回のデザイン案がまとまった。

 

もちろん、ラケットライン無しのバージョンやストライプ無しのバージョンもデザインしてみた。

悪くは無いのだが、自分の中でのしっくり感が薄かった。

それらも含めてチームに提案させていただいたが、選んでいただいたのはボクが一番自信のあったこのデザインだった。

まだ実物を見ていないので、本当の意味で成功したのかはわからないのだけど…

 

2020〜201年のサブユニフォーム(左)と2022年の新ユニフォーム(右)