君は 真っ直ぐに背筋を伸ばし
「学校は楽しいよ」
あまりに大人びた声で 言った
「生徒が前の学校の倍くらいいるんだ」
頼りがいさえ感じる口調で
どこまでも真っ直ぐな目をして
君は どれだけ大きなものを 抱えてしまったのだろう
みんなで抱えよう その荷物
強い君が 強く生きて行くために
みんなに 少しずつ抱えさせて その荷物
君と一緒に みんなで生きて行こう
君は 真っ直ぐに背筋を伸ばし
「学校は楽しいよ」
あまりに大人びた声で 言った
「生徒が前の学校の倍くらいいるんだ」
頼りがいさえ感じる口調で
どこまでも真っ直ぐな目をして
君は どれだけ大きなものを 抱えてしまったのだろう
みんなで抱えよう その荷物
強い君が 強く生きて行くために
みんなに 少しずつ抱えさせて その荷物
君と一緒に みんなで生きて行こう
お母さんと一緒に 嬉しそうに歩く君
そう 君の笑顔が みんなの力になる
涙で真っ赤になった目で 見えない何かを 真っ直ぐ睨みつけながら歩く君
そう 見えないそいつを睨みつけたままでいい 歩き続けて
いつか君が そいつに勝って 周りを見渡した時 ずっと君を応援していたみんながいるから
涙を堪え 小さな胸の中にぐっと世界を押さえ込み 下を向いて歩く君
そう 負けないで 今は下を向いたままでいい 歩き続けて
いつか君が 顔をあげ その胸が希望でいっぱいになるまで みんなで一緒に歩くから
ゆっくりでもいい
時々 立ち止まってもいい
今は 突然に背中を押され
新しい世界に 投げ出され
君は 戸惑っているだろう
君は きっと怒っているだろう
でも どうか その歩を止めないで
君が一歩ずつ進む時 君のために新しい光が射し込んでくる
その子は 黙って下を向いていた
名前を聞かれても うつむいたまま
年を聞かれても うつむいたまま
大切なものが 見つからないのだ
いくら探しても 見つからない
いつまで待っても 帰ってこない
誰にも どうすることも 出来なかった
ただ 1人じゃないよと そばにいて
その子が顔を上げた時 いつでも微笑んであげられるよう
ただ そばで待つことしか 出来なかった
ある日 バルーンアートのお兄さんがやってきて
その子に 風船のクマさんを そっと渡した
その子の顔に 一瞬だけ日が射したように ふわっと笑顔ができた
一瞬だけ たった一瞬だけだけど 未来へ続く 笑顔だった