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■ NOTES ■
今日の洋介さんはまさに素晴らしいの一言でした。
速球は最高142km/h・平均139.7km/hを計測、
2013年レギュラーシーズン、西武ドームで記録した
平均140.9km/hからは約1km/hほどその平均球速を低下させてくるものの
それでもほぼいつも通り、数多く140km/h近辺を計測する中で
110球を超え124球にまで到達した最終回、9回に至っても
その精度を変わらずに維持しつつ
その速球を2シームも含めれば全体のほぼ2/3程を占めるまでに
非常に頻繁に、数多く利用していきながら
速球以外の球種についてはその6割をゾーンの低め以低に集める
丁寧な、そして優秀な低めへの制球への集中力を披露、
そんな自慢の球種レパートリーを
初球ストライクを奪った勝負が計22度で実に全体の3/4近くを占めると共に
初球から2球続けてボール球を記録した勝負も2度のみに抑え
結果から観ていっても
3ボール以上を記録した勝負をこちらものべ2度のみ、
そして四球も初回の先頭打者に奪われた1個のみで
四死球によって奪われた余計な出塁もその1個のみに抑え
ストライク率も2/3を超える優秀な成績を残したように
非常に大胆に、そして効果的にゾーンに投じ続けていきました。
アウトの奪い方を観ていっても全27個中
外野手の処理したある程度鋭く飛距離の長い
フライアウトを計5個にまとめ
一方で三振5個、そして何より
グラウンドアウト10個(うち併殺打3)といった
力強い投球で相手を圧倒し、ねじ伏せていく
本格派投手として理想的なアウトの奪い方を魅せてくれ
結果9イニングを消化して奪われた出塁を
上述の四球1個に加えいずれも単打での被安打6個で計7個に留めつつ
得点圏に走者を置くことなく順調にアウトを積み重ねていき
124球(1イニング平均13.8球)で失点・自責点ともに0という
QSを優にクリアする成績を残し、完封勝利を収めることに成功しました。
今日の洋介さんは、
昨日の岸さんが特に右打者の内角にそして低めに
その速球を意図通りに到達させることに失敗し
高めにそして真ん中から外角寄りにずれた速球をとらえられて
右打者に数多く長打を、痛打を浴びたことから
今日はその2シーム速球を投球全体の2割ほどと
レギュラーシーズン中には観られなかったほどに非常に数多く駆使したように
右打者の内角のそれも厳しい場所へと
非常に数多く、そして効果的にその2シームを投げ込んでいき
右打者に対してその内角を徹底して意識させていくことに成功、
これが非常に功を奏して
相変わらずスライダーやカーヴがその外角を意図したにもかかわらず
甘く真ん中~内角方面へとずれる投球も散見されていましたが
それでもその甘い球を痛打されることなく
ファウルや凡打を誘発させていくことにも成功していったと観察できます。
このポストシーズンでキャリア初の完封勝利を収めた洋介さん、
今日の投球をひとつの大きな自信とし
この、非常に効果的であった右打者の内角を厳しくえぐる2シーム速球を
自分の大きな武器のひとつとしてその投球レパートリーに加え
今後のゲームにおいてそして来シーズン以降のゲームにおいても
引き続き制球よく、効果的に数多く駆使していってほしいと願います。