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まずはライオンズの選手の皆さま、そして渡辺監督をはじめとした首脳陣のみなさまへ、
長い長い2012年シーズン、144ゲームの厳しくも魅力のあふれる、楽しい勝負の数々、
まだプレイオフのゲームにおける勝負の数々を残しますが
ひとまずはレギュラーシーズンを終え、ほんとうにお疲れ様でした。
そしてほんとうにありがとうございました。
今日のゲームについては、すでにプレイオフ出場圏内の1~3位までの順位も確定しているため
通常の、1勝を最優先にチーム全員がその持てる力を最大限発揮する“べき”ゲームではないため
そこからはあれやこれやと分析することはあまり意味のないことですので
今日もあまりあれやこれやと綴ることはしませんが
やはり興味をひかれるのは何と言ってもプレイオフでの、そして
来シーズン以降の雄星さんの投球です。
10/1 マリーンズ戦、そして9/18 ホークス戦に引き続き
今日も(救援登板ではありますが)今シーズン3度目の中5日登板となりましたが
前回登板10/1 マリーンズ戦後のレヴューでも触れた通り
やはり今日も、中5日での登板でうまく疲労をとることができなかったか、
その自慢の速球が最高こそ143km/hを計測してくるものの平均は138.4km/hと
140km/h台を計測してくる投球を大きく減らし数多く130km/h台後半を計測するに留まり
今シーズンの平均140.5km/hからはその球速を中心とした精度を低下させており
そして今日もそういった自分の投球に必要以上に大きく自信を失っていることで
満足にいつもの自分の、素晴らしい投球が継続できない結果となり
成績も2 2/3イニングで失点・自責点共に5という
散々なものに終わることとなりました。
この雄星さんの、
速球の球速を中心とした精度がいつも通りであれば
投球自体も、そして成績もいつも通り非常に素晴らしいものを残すものの
疲労の蓄積等によりその速球の球速を中心とした精度をある程度はっきりと低下させれば
途端に自信を失い、おっかなびっくりの投球で制球もバラバラ、四球を連発して
その上で痛打を浴びて大量失点、というはっきりと物足りない成績を残す
という“今現在の”最大の課題については
特にまだ若くキャリアの浅い雄星さんですから
なかなかスグにうまく改善することはまずもって難しく
このハッキリと浮き彫りになった課題点を踏まえ
プレイオフで首脳陣がどう雄星さんを起用してくるか、
そして雄星さんがどのような投球でその期待に応えてくるかが
ひとつ、プレイオフのライオンズの闘いの数々を追っていく上で
大きな楽しみとなりました。
もちろんプレイオフだけでこの課題への取り組みは終わるわけではなく
来たる2013年シーズンにはぜひぜひ、今2012年シーズンの牧田さんがみごと成し遂げたように
開幕からシーズン終了まで先発投手としてローテーションを飛ばすことなく登板し投げ続け
最も疲労の蓄積する夏場こそ、その課題を乗り越える本番となりますから
そこで様々な工夫を凝らし試行錯誤を繰り返し続け
自分の思うように投球を操れる時にも、そしてここ最近の中5日での登板の投球のように
なかなか自分の思うようにその投球を操ることが難しい時にも
変わらずに、自信を失い過ぎることなく常に適度な自信と共に
その速球を中心にゾーンを大胆にそして厳しく攻め続けていき
その上で余計な出塁を極力防ぎ続けていきながら
安定して最少失点にまとめ続け、順調にどんどんとできるだけ長いイニングを消化していく
先発投手としてのしごとを1シーズンを通してこなしつづけていってほしいと
心より願っております。