小野寺 力 #14 2010stats | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!

はじめに。
以下で施していく分析については適宜
こちらの概要及びこちらのサンプルデータを参考にしてください。

さて、今日は#14、リッキーさんについて見ていきたいと思います。

リッキーさんについては今と同じ手法ではないものの
2009年シーズンの成績についてもこちらで考察しました。

とにかくどうもその持てる能力をその与えられた場で、
マウンドでうまく発揮できていない、という問題が
常につきまといます。

まずは2010年度の成績を見ていただきましょう。

$ピーナッツとクラッカージャック-OnoderaC2010

打者との勝負ではそのおよそ2/3で成功と優秀ですが
5アウトで1失点(防御率換算すると5.4)は目につきますね。

リッキーさんの実際の防御率は3.67で
失点20、自責点17なのを考慮に入れますと

自分の残したランナーを後の投手が還す数より
前の投手の残したランナーを自分が還す数のほうが
多いということが言えます。

もちろん前の投手の残したランナーを生還させても
自責点、防御率という自分の評価には響きませんが

チームの勝利に対する貢献としては
自分がその場を託され“機会”をもらったのですから
当然思うようにできていないということになります。

打者との勝負では2/3を成功させているのに
貢献度が1アウトあたり0.2失点と伸び悩んでいるのは

西口さんのところでも述べましたが
1勝負でランナー(バッター含む)をより多く、より本塁に近く
進塁させてしまっているということであり

昨年も考察した通り、やはりイニングの先頭のムダな四球だとか
定まらない制球だとか些細な枝葉に問題があるのではなく

むしろここぞのランナーを背負った場面での
痛打が目立つことに優先して改善すべき問題があるということ。

2011年シーズン、リッキーさんがどこに問題意識を置いて
その結果どう成績が変化してくるか。

ここまできたら他人がどうこう言うアドバイスに耳を貸しても
あれやこれやと右往左往して更に悪化するだけなのですから

自分が、その与えられた勝負の場を重ねていく中で
自分なりに掴んだことを大切にしていってほしいですね。

そんな、ふとしたきっかけをうまくリッキーさんがつかめることを
心より祈っております。

さて、明日はこちらも悩める潜在能力
#15、大沼さんについて見ていきたいと思います。