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$ピーナッツとクラッカージャック-BS20100708

今日のゲームではバファローズ先発、金子投手が
最初から最後まで素晴らしい投球を魅せ

ライオンズ攻撃陣をみごとに完封し
ゲームをじゅうぶんに支配してきました。

改めて金子投手の投球結果、そして内容を見てみると

9回を投げて打者31人に対し投球数131、
被安打3、与四球1、奪三振6で失点・自責点ともに0という結果で


グラウンドボール・エアボール比率を見てみると

全31度のうち四球1、三振6を除く計24度の勝負のうち
グラウンドボールはグラウンドアウト12の50%なのに対し

外野へ到達したエアボールは
内野手へのフライアウト2(うちファウル領域1)、ラインアウト1を除く
フライアウト6、フライシングル2、ライナー二塁打1の計9個、約38%。


相手チームのエースが144km/hを超える速球を軸に
112km/hそこそこのカーヴなど七色の変化で
大きな緩急をつけてくる素晴らしい投球、

これではライオンズもエース級の先発投手が登板し
終盤まで投手戦を展開して接戦にもちこみ
クリーンアップの一振りで得点を奪うほかには
このゲームの勝利を奪うのは非常に難しいところですが

今日のライオンズの先発投手は
今シーズン初マウンドの2007年産、3年目の平野さん。

こちらの投球も結果的には

52/3回を投げて打者27人に対し投球数108、
被安打9(うち被本塁打1)、与四死球2、奪三振0で失点・自責点ともに3と


もちろん今日も守備陣の素晴らしいプレイの数々に



じゅうぶんに感謝しながらも

あと1アウトを取ればみごとQSをクリアしてくる
非常に素晴らしい投球を魅せてくれたことも確か。

今日はほんとうに金子投手の素晴らしい投球に尽きる、
そんな“144分の1の敗戦”だと割り切れるゲームでした。

もちろん、そういう割り切りも
ライオンズが一昨日、そして昨日の壮絶な熱戦を
きっちり2連勝と勝利をもぎとってこれたから。

今のライオンズはシーズン序盤のラインアップのような

勝利を“期待”し“計算”できる味方のエース級投手が
素晴らしい投球ながらもタフ・ロスを喫することがないよう
相手のエース級投手から必要最低限の得点を奪っていくための

ラインアップ上位に①ヤスさん、②クリさん、
③ナカジさん、そして④剛也さん、⑤ブラウンさんと

“計算できる”得点パターンの選手たちを固め
そこで重点的に確実に得点を産み出すラインアップではなく

ある程度まんべんなく主軸選手たちを
ラインアップの中で散らすことによって

相手の一般的投手から、そしてこの時期疲労などから
シーズン序盤のような投球が難しいであろうエース級投手から

ある程度じゅうぶんな“大量”得点を
ラインアップのあちこちで挙げることを目指したもの、

今相手のエース級投手がその評価にたがわないだけの
素晴らしい投球をしてくるならば

逆にまったく得点を挙げることができずに
今日のようにゲームをじゅうぶんに支配されてしまうのは

ある意味ひとつ覚悟すべき“リスク”であるもの。

未だ剛也さんも一久さんも、
そして岸さんも戦線を離脱中の今は

今日のようなゲームは1シーズンの144ゲームのうち
負けることの可能なおおよそ50ゲームほどのうちの1つと
じゅうぶんに納得し、割り切り、切り替えられるだけ

他のゲームで如何にして勝利を1つ1つ積み重ねていけるかが
ほんとうに重要になってきますね。

今日は金子投手の素晴らしい投球を称賛するとともに

明後日からのゲームではまた

若獅子たちの威風堂々とした活躍と
そのコンビネーションによる勝利の数々を
ぜひ“魅せて”ほしいですね。



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