今日は動かす足についてのお話です。



先日、YAGP審査員の先生と

「膝を押し込まないで、上げた足を伸ばす」

事についてお話したのを思い出したので、

ここに書いておこうと思います。



足をアティテュードから伸ばす時に、

「足の高さを落とさない」とか

「膝の高さは変えないで足を伸ばす」

といった注意をいただく事がありますよね。



解剖学的に表現すると、

「股関節の角度を(あまり)変えずに膝を伸ばす(伸展する)」という事です。


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(So Bailarinosさんからお借りしました)

赤い線と線の間の角度が、股関節の角度。
ピンクの二重線がかかとの位置、
ピンクの点線が膝の位置です。


膝の位置(ピンクの点線)をあまり動かさず膝を伸ばすと、

股関節の角度が変わりにくいのですが、


かかとの位置(ピンクの二重線)をあまり動かさずに膝を伸ばすと、

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股関節の角度が変わってしまいます。



股関節の角度を変えずに

膝を伸ばそうとする時に働く筋肉が

いくつかあります。



その中でも大切なのがこちら。 

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腸骨筋と大腰筋(まとめて腸腰筋)

長い方の筋肉が大腰筋です。



これらの筋肉は、

特に足を高くキープする時に

働いてくれる大事な筋肉なんです。



この筋肉を使い続けながら

お膝を伸ばしてゆけば、

股関節の角度を変えずに

お膝を伸ばしやすい。

つまり、膝を押し込まないで、上げた足を伸ばしやすいのですね。



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