ことばで脳を育てる。

そんな、「やる気スイッチ」を入れる方法です。
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今私は、研修医教育係として、
医者のたまご50人/年の教育をしています。

みんなそれぞれだし、

みんなが全て、
この方法で変わるのではないけれど、

「これで変わる子が多いなぁ」と感じる、
2つのタイプと、スイッチがあります。

脳の研究や、行動科学の勉強をしてたどりつき、効果があった方法です。



【タイプ1・めんどくさい。もういいや。タイプ】

「◯◯ができたら、かっこいいよね!ステキだね!」

と、今めんどうなことではなく、

未来の嬉しい変化に、考えのフォーカスを変えてみる。

という方法。

例えば、床のふき掃除は面倒だけれど、

掃除が終わった(未来)ら、
床がピカピカで、
家族も喜んでくれて、
お花を飾っても映える、、ステキ!

と、想像してわくわくして、
やる気スイッチが入ってしまう。

いざわくわくしてやってみると、
やるからどんどんやる気がでてくる。

という良いサイクルができてゆきます。


【タイプ2・自分に厳しすぎてしまうタイプ】

目標が達成できないと、
私ダメだわ!と、落ち込んでしまう。
自分が嫌いになる。

このサイクルにおちいりやすい、
がんばり屋さん。

医者やバレリーナに多い印象です。

できないことを探すのではなく、できたことを探してほめてあげる。

という方法。

例えば、ストレッチをする習慣が全くない方の場合、

「1日30分はストレッチをするぞ!」

と決めても、ゼロからそこに行くのはなかなか難しかったりします。

5分しかストレッチできなかった時、

「30分できない私ダメだ。やっぱり私には無理!」ではなく、

「今までゼロだったのに、5分もできるようになった!私すごい!」と、かけることばを変えてみる。

ことばを変えると、フォーカスするところが変わり、

同じ事実が、失敗ではなく、成功体験にかわります。

そして、「5分できたから、次は7分にできるかもしれない!」という、嬉しいサイクルに!

この時に大事なのは、

①体のクセをかえるように、考えるクセを変えるのも、積み重ねが必要。ということ。

②だから、はじめは褒めることに心の抵抗があっても、褒めることばを口にしても良いということ。

自分に厳しいことはステキなことですが、
度がすぎると自分を痛めつけすぎてしまい、
身動きができなくなることも、、、

できないことに目がいきがちだと、

「できたこと、小さな変化」を見つけるのは、とても大変だったりします。

そして、「できない」ことがあるのに「ほめる」ことに抵抗がある場合も、、、

でも、考えてみると、

習慣を変えるってとっても大変なこと。

「なにもない」ところから、

「少しできた」って、すごすぎる変化なんです!

そんなすごい変化を見つけて、声かけを(自分にも、子供にも)ちょっと変えてみて下さい。

続けていれば慣れてきて、

みずからかけていたブレーキを、
いとも簡単に、はずせるようになってきます。

過度なうぬぼれは良くないですが、

自分に対して厳しすぎてしまう方は、
この方法がおすすめです。

(ちなみに私は、頑固なまでに2番目のタイプでしたσ(^_^;))

今、研修医にもそのように声かけすることで、

カチッとやる気スイッチが入る子が、
明らかに増えたと感じています。

ことばを変えて、脳を育てる。

おすすめです(o^^o)

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