このお花の日本名はわかりません。バリ語で「夜(malem)香る(sedap)」という花です。中国では「夜来香」って呼ばれているみたいです。
ジンジャーの花の香りにも似た甘い香りで、ホテルやお店など、 いたるところ生けてにあって、妖艶な甘い香りを漂わせています。緑の茎の先のほうに小さな白い花弁がいくつも蕾むように咲くのが特徴で、その香りは静かな気配を漂わせてくれます。
束ねていけると一層効果が高まるので、私も100本ぐらい買ってきて、家の入口に生けます。
ホテルでは、「ここからがあなた方だけの空間です」と言いたげに、
玄関やロビー、化粧室と、いたるところに生けられています。
そして夕方になれば、部屋にも飾てくれて、
「夜が明けるまであなた方お二人の時間です」と言いたげに、
そのムードを高めてくれるのです。
バリって、「神々の住む島」なんて言われているけど、結構色っぽいところもあります。
これは東南アジア全体に言えることなのかもしれないですね・・・
そして、この花はもちろんスパにも飾られていて、終わってリラックスしていると、「よく眠れますように」って髪にひと花付けてくれたりもします。
こういう何気ない仕草に、クラっとしちゃいますね。





