bali days

このお花の日本名はわかりません。バリ語で「夜(malem)香る(sedap)」という花です。中国では「夜来香」って呼ばれているみたいです。
ジンジャーの花の香りにも似た甘い香りで、ホテルやお店など、 いたるところ生けてにあって、妖艶な甘い香りを漂わせています。緑の茎の先のほうに小さな白い花弁がいくつも蕾むように咲くのが特徴で、その香りは静かな気配を漂わせてくれます。
束ねていけると一層効果が高まるので、私も100本ぐらい買ってきて、家の入口に生けます。

ホテルでは、「ここからがあなた方だけの空間です」と言いたげに、

玄関やロビー、化粧室と、いたるところに生けられています。
そして夕方になれば、部屋にも飾てくれて、
「夜が明けるまであなた方お二人の時間です」と言いたげに、
そのムードを高めてくれるのです。

バリって、「神々の住む島」なんて言われているけど、結構色っぽいところもあります。
これは東南アジア全体に言えることなのかもしれないですね・・・

そして、この花はもちろんスパにも飾られていて、終わってリラックスしていると、「よく眠れますように」って髪にひと花付けてくれたりもします。
こういう何気ない仕草に、クラっとしちゃいますね。





bali days

「プランプラン」は、インドネシア語で「ゆっくり」「慌てずに」の意味です。
まさに今の私の生活そのもの・・・なんて言ったら罰があたるでしょうか?

もちろん「何時に人に会う」や「何時に誰が来る」とか、「何時までにメールで送る」ってことはたまにありますし、
しなくちゃいけない事をかかえていることもあるのですが・・・
それでも、東京にいる時みたいに、誰かに急かされることはないので、まさにマイペースです。
自分を取り戻すいい機会です。


bali days


なので、なるべく「ノープラン」で「プランプラン」に過ごしています。


bali days


とっても羨ましい話しのように聞こえるかもしれませんが、
ひとりで過ごしているのは、正直きつい日もあります。
急かされていれば、多少まぎれる事も、
ひとりで向き合わせなければならないこともあるからです。


でも、もらった素敵な時間と、恵まれた環境で、

とらわれないピュアな自分を、

バリでの「プランプラン」な時間は

取り戻してくれそうです。



bali days

日が昇り、ライステラスに黄金の矢が刺しはじめる頃・・・ バリの1日の中で一番美しい時です。

デザイナーのKenzoさんもよくご存知みたいで、 Kenzoのフレグランスに、「7:15 am in Bali」というタイトルのものがあります。 まさにこの時間が、私を至福な気分にしてくれるのです。


bali days

ミルク色が少しづつ赤くなって、その後黄金色にかわっていく・・・ 街が少しづつ目覚めていく感じが、私の心のボルテージも少しづつ上げてくれる感じです。

時間のパノラマに魅せられて・・・ まだまだやらなくてはならない、いろいろな準備やら、日本から持ってきた仕事やら、現実的な日常も頑張ってこなしていきます。