Changeable Diary -130ページ目

Changeable Diary

自分の中で感じた小さな出来事や想いを感じるままに。でも『気まぐれ』な感じで・・・。

行き地獄のような日を頑張って生き抜いていた時



「お前、今日俺の家泊れよ」



仕事帰り飲みに行った後、そう誘って来る彼に


「無理!触るやろ・・・」


「触らんから・・・」


「触ったら別れるけど、覚悟出来てるん?」


「出来てる!けど、一緒に寝よう♪」


「いいけど、触ったら今日が最後やからな!」


「オッケー♪」


この時、上機嫌だった理由を私はまだ知らなくて

もう、そろそろ許してあげようかな・・・

なんて思ってたけど、

浮かれてる彼を見てその考えを改めることにしました。


彼の家へと行き、何事もなく眠りについて

仕事も休みだった私は爆睡・・・。



昼前に目が覚めて、まだ眠っている頭を起こすように

ベッドから起き上がりタバコへと手を伸ばした時










ジャラン・・・






何、今の音?




そう思ってまだベッドで寝てる彼を振り向こうとした時


首に違和感が・・・




首に手をやり目を向けると・・・




見知らぬネックレスが・・・。







「はっ?何これ・・・」



ブルガリのロゴが入ったピンクゴールドのネックレス。


トップには、ちゃっかりダイヤも入ってて・・・


それを手に

固まっている私の背後から迫りくる影―――








「ビビった?」



ニヤついた声でそう言って、後ろから抱きついてきて



「指輪もうしてるし・・・」



そう言って後ろから顔を覗かせてニヤついてる・・・。









「そろそろ・・・一緒に住むか!」





ニタニタ・・・ニタニタ・・・








カッチーン!!!





「離れて・・・」




完全に一人で甘い世界に浸ってたヤツを突き落とすように

冷めた声でそう言った私に若干驚き







「えっ・・・?」


動揺してる・・・ってか、驚いてる・・・。



「だから!離れてって!」


「何で?俺、今プロポーズしたんやけど・・・」


「はぁ?」


「いやいや・・・これ、寝てる間に付けて・・・


起きてビックリ・・・そこで、俺がプロポーズ・・・



『うん…』ってお前が照れて可愛く返事するところやろ・・・」




「いやいや・・・指一本触れない約束ですやん・・・」


「あっ・・・」



忘れてた!みたいな顔しつつも離れないやつに



「触れたら別れるって約束なんで、これ返してきて下さい」



そう言ってネックレスを外そうとする私の手を必死で止めて



「わかったって・・・離れるから、外すとかやめて・・・」


そう言って離れていく彼を睨んでいると



「お前・・・俺のプロポーズ、スルーした?」


「プロポーズやと思ってないし・・・」


「いや、一緒に住もうって・・・」


「同棲しようってことかと・・・」


「同棲するくらいやったら結婚するわ!」


「同棲するつもりも結婚するつもりもないし」


「マジで?お前、本気で言ってるん?」


「えぇ・・・」



「最悪・・・俺、お前起きるまで3時間くらい一人でニヤついてたのに・・・」



知らんし・・・




「ってか、俺今まだ心臓バクバクやし!」


とか言って自分の胸に私の手を当てる。



・・・確かに、ドキドキいってますが・・・。




「ってかさ、あんな事あって信用なくしてるのに

プロポーズして誤魔化そうとしてるその考えが浅はか過ぎるやろ・・・」



「うぅ・・・」



黙ったし・・・



「誤魔化すつもりでやったんじゃない・・・


マジで今回の事で結婚しようって決めてんって!




だから・・・」




「勝手に決めたんはいいけど、私にも気持ちとかあるやん?」


「うん・・・」


「今すぐするつもりはない・・・」


「じゃ・・・」




「ごめん、言い間違えた・・・











当分するつもりはない・・・









ガーーーーーーーン!!



って、絵にかいたような顔のオワリくん。




「外す?」


あまりにも落ち込んで固まってるから外そうとする私の手を掴んで



「いい!外さんでいいから・・・


それお前に買ったし・・・


答え出るまでつけといて・・・」





って、項垂れる感じでヤツのプロポーズ大作戦は

あっけなく終了・・・。








「俺のドキドキ返せ・・・」



って呟いて、拗ねるようにふて寝した・・・。



ちなみに当時60万くらいで買ったらしい。

本人いわく


「給料3カ月分じゃないけど、俺的には頑張った!」


って、めっちゃドヤ顔で言われました。




可哀想にな・・・





私やったら、そうとう凹む・・・。






けど、この時の私は彼に対して


多少なりとも愛情はあったけど


信用がなかった・・・。



生活面では苦労しないやろうけど、

精神的に苦労しそうやと思ってたのは事実です。



えっ?!


私も同じくらい最低な人間ですか?




すみません・・・。





デキた人間なら、三十路過ぎて独身なんてやってませんよ・・・。


この時、この意味不明なプロポーズを受けていたら


私はきっと今頃、幼稚園児程の子供を持つ母親になっていたのかもしれませんね。



でも、この男のDNAと自分のDNAを掛け合わせるなんて


そんな恐ろしい事、私にはできませんでした。




と言う訳で、長々と続いた回想シーンは以上です。


次からまだ少し残る三次会での出来事を語ります。