それから一週間がたち、忙しく休出した日のことでした。


黙々と仕事をしていると、なにやらひそひそと声が聞こえてきました。




役員  「Kさん、局長が代わるよ。次の局長は・・・・」


Kさん 「そうなんですか・・・。決定事項ですか?」


役員  「そう、決定事項。皆にはまだ内緒で!」



えっ!? もう聞こえてんだよっむかっ  もう少し他の部屋とかで話せよな・・・。


となりをふと見ると、Hさんも言葉をなくしている・・・。




Kさん 「○○(私の名前)、やっぱり・・・」


私   「もう T2 が来ることは、決定事項ですからっ!!」


Kさん 「聞こえてたの?」


私   「はい・・・。内緒ってことも・・・・」




次回へ続く

 






我が社は、3人の従業員と1名の上司の計4名の小さな会社である。


20年以上勤務している大ベテラン Kさん

入社して3年目の Hさん、同じく3年目の 

そしてダメ上司 局長。


この3人が力を合わせ大量の仕事をこなしている毎日でした。



3月のある日定刻後その兆候は突然やってきた。



Kさん「○○(私の名前) 知ってる?  来年度から新しい局長と交代するらしいよ。



私  「ええっ・・・いやいや知らないですよ。 よかったじゃないですかアップ



Kさん「それが・・・。あの T2 いるでしょ!?  あの T2 が来年度からやってくるのよ叫び



私  「嘘でしょ!? あの T2 ・・・ バカの代名詞ですよ・・  冗談とかいらないですからむかっ



Kさん「いやいや、嘘じゃないよ。 まだ確定ではないらしいけど、役員から聞いたよ」


Hさん「その役員は適当なこと言うからわからないし、気分が悪くなるのでもう帰りましょ。」


全員 「そうしましょう」



この頃は、この会話が現実になろうとは全く思っていませんでした。


のちに、T2のおかげで、 3人がバラバラの道を歩むことになろうとは・・・。



次回に続く