【アルバート】
ステイヤーズS 3連覇、ダイヤモンドS勝ちと長距離適性は抜群。しかし、下り坂が駄目なのか、高速京都の長距離戦では、ここ2年の負け方を見ても、ワンパンチ足りない印象。乱ペースによる消耗戦になった場合のみパンチ不足を補える可能性あり。
【カレンミロティック】
話題のハーツクライ産駒。しかし過去に挑戦したハーツ産駒を調べると、鮮度も重要。3度目の挑戦ではパフォーマンスを落とす傾向。
馬券になった2年も、絶好枠の恩恵が大きかった印象で、10歳馬が馬券になる程、天春は甘くない。
【ガンコ】
33秒台の脚は到底出せないスピード質。近年の天春は、中距離重賞でも通用するスピードも重要なので、ヤマカツライデン大逃げの2番手追走から、早めに動いて持続力勝負に持ち込みたいが、断然人気馬(トップホース)の差し馬がいない今年のメンバーだと、意識が後ろに集中しないので、先行馬には辛い展開。
【クリンチャー】
ガンコほどではありませんが、タフさを要求されるシチュエーションで、パフォーマンスを上げるタイプなので、近年の天春だとスピード不足は否めない。危険な人気馬です。
【サトノクロニクル】
母父レッドランサム(ロベルト系)の影響か、若干エンジンの掛かりが遅い。仕掛け遅れが命取りになるので、何時でも動ける位置から、坂の下りを利用して早めに仕掛ける事が重要。中距離でも通用するスピードは持っているので、初挑戦のハーツ産駒でもありますし期待したいのですが、心配なデータが…
前走から3㎏以上斤量増馬は、1990年から51頭出走で(0.1.2.48)
【シホウ】
完全に、オープンで頭打ち。加えて、キンカメ産駒の天春成績が10頭挑戦し(0.0.0.10)
10頭中9頭が、2桁着順。唯一の一桁着順が、15年ラブリーアイの8着。
【シュヴァルグラン】
この馬も、3度目挑戦のハーツ産駒。福永でも2年連続馬券圏内確保しているくらいなので、天春適性と乗り易さは抜群なはず。
しかし、ここ2年結果が出ていた阪神大賞典ではなく、明らかに距離が短い大阪杯からの臨戦過程が腑に落ちない。
去年ジャパンCで初G1勝利。有馬でも馬券圏内を確保し、佐々木オーナーの欲が出たのか、大阪杯は案の定惨敗。完全に流れが悪い。
【スマートレイアー】
高速馬場は合っていますが、天春の3200mだとスタミナ不足。スパッと斬れる脚は必要ない。
【ソールインパクト】
このメンバーでは、明らかにパンチ不足。G1で馬券になるイメージは全く無い。
【チェスナットコート】
今年の爆弾馬。若干エンジンの掛かりが遅いですが、母父がクロフネの分、サトノクロニクルと比べると加速はスムーズ。レースセンスも抜群で、引っ掛からない。15戦中13戦で、上がり上位。内容も32.9~36.6と幅広い。距離延長の今回も安定した末脚を繰り出せれば通用しても不思議ではない。後は斤量の壁。
【トウシンモンステラ】
王道ローテ(阪神大賞典、大阪杯、日経賞)以外からの参戦は、前走重賞連対が最低条件。オープンに上がってから、20戦連続馬券圏外。しかも適性のないキンカメ産駒。G1レースは到底無理。
【トミケンスラーヴァ】
阪神競馬場の馬場改修後、天春で馬券になった阪神大賞典組(10頭)は、勝負所の3.4コーナーで番手を下げた馬は、1頭もいない。
【トーセンバジル】
高速馬場向きで、天春相性抜群のノーザンテースト持ち。去年よりも位置取りを前で追走、内で死んだフリ、直線は外が理想。ミルコの連続騎乗は心強い。本番でミルコがやる気スイッチを押す。
【ピンポン】
トウシンモンステラ同様、思い出作りの出走か…
血統だけは、トニービン&ノーザンテーストのダブル持ち。
【ミッキーロケット】
キンカメ産駒は大幅減点。3000mを越える距離も明らかに長い。
【ヤマカツライデン】
今年は、先行する馬には辛い競馬になるはず。大逃げがハマるシチュエーションにない。
【レインボーライン】
ご存知の通り、タフさを要求されるとパフォーマンスを上げるタイプ。舞台設定による恩恵は望めないので、乱ペースになった場合に可能性あり。
人気を集めて好走するイメージは無い。