Q174)  whatの用法を随分調べたんですが、what's up with?のupの省略とは思いいたりませんでした。ありがとうございます。すっきりしました。
ただ、後半の関係代名詞whatで導かれた内容について、「関係代名詞のwhatを使い、さらにdefinitelyという副詞を使って主観を述べているのです。」
との先生の解説なんですが、whatをどう訳すのかがよくわかりません。
what is worse (さらに悪いことには)のような用法と同じと考えていいのでしょうか?
何度も質問してすみません、よろしくお願いします。

A) まず、「what is+ 比較級」の構文ではありません。その構文は挿入で使い、比較級を必要とします。結論は関係代名詞whatのふつうの用法なのですが、確かにこのwhatは訳しにくいですね。
 辞書で次のような例文を見つけました。
①She had what came near to a perfect voice.彼女はほとんど完璧な歌声を持っていた。[ジーニアス大英和辞典]
これを次の例文と並べてみましょう。
②She had a perfect voice.彼女は完璧な歌声を持っていた。
 この②の「完璧な歌声」では言い過ぎだと筆者が思って、「ほとんど完璧な歌声」と言うために、関係代名詞のwhatとcome near to A「Aに近い」を使って、what came near to a perfect voiceと言っています。直訳すれば「完璧な歌声に近いもの」となります。それを意訳すると「ほとんど完璧な歌声」となります。


 ③on what is definitely the happiest day of my lifeを考えるときに、④と並べてみましょう。(なお、原文はon what was definitely the happiest day of my lifeですが、これはおそらく描出話法だと思われます)
④on the happiest day of my life
  ④は「私の人生の中で最も幸せな日に」ですね。でも、これですと単なる事実になってしまいますので、筆者は、on what is definitely the happiest day of my life「私の人生の中でまちがいなく最も幸せな日であるものの日に」と、主張を強調するdefinitelyを使って言っています。それを意訳すると、「私の人生の中でまちがいなく最も幸せな日に」となりますね。つまり、(誰が何と言おうと、私の考えでは私の人生で最も幸せな日だと私が確信する日に)、というニュアンスになりますね。
以上です。