金属製品や、外見からは金属を使用しているようには見えないのに、金属を含有している製品によって、アレルギー症状（接触皮膚炎）を起こすこともあります。

金属製品の代表的なものには、金属製のアクセサリー、時計バンド、眼鏡フレーム、下着のホック、歯の冠用や充填(じゅうてん)用の歯科材料などが、また金属含有製品には、なめし工程でクロムを使用している皮製の時計バンドや革靴、水銀を含む消毒薬などがあります。

何らかの兆候がないまま、突然始まるのが特徴で、長い間使用していて、何の問題もなかったにもかかわらず、突然、皮膚に湿疹が生じ、かゆみが走ります。
しかし、いつもと同じものを着けていて突然起こるので、それが原因とは気が付かないことが多いのです。

原因物質を特定するには、「パッチテスト」と呼ばれる検査をする必要があり、治療の第一は、その原因と思われる金属製品を身体からはずすことで、その後、炎症を抑える外用薬を使用すれば完治するようです。
しかし、一度特定の金属製品に対してアレルギーが出てしまうと、同じ種類の金属を使った他の製品に対しても、アレルギー症状が出るようになるのです。

原因物質としてもっとも多い金属はニッケルなのですが、他にコバルト、クロム、水銀が原因となることもあるようです。

最近では、耳にピアスをつけている若者が多く、ここからピアス・アレルギーを起こす患者が増えている模様です。
ただし純度の高い金やプラチナなどはアレルギーは起こさないので、素材を吟味することで予防は可能であるといわれています。

僕は特になんのアレルギーももっていないのですが、友人で金属アレルギーの人がいて、とても大変そうです。
ただ、食べ物のアレルギーより予防は比較的楽なので、苦にはしてないみたいです。
もともと光物をつける趣味の人ではないので、苦にはならないのでしょう。
いつも時計もしてないので、僕に時間をよく聞いてくるので、それだけがネックですが・・・。