8月最後の金曜日は、久しぶりにパウンドケーキを焼きました。

パウンドケーキの名は、小麦粉、バター、卵、砂糖をすべて1ポンドずつ使ったことに由来しています。しかし、そのレシピだと、現代の日本人の味覚では甘すぎるのですよね。
今回は蜂蜜を加えた分、砂糖を更に減らしています。

蜂蜜は、以前相模原で有機農業を営んでいた方から買った思い出の百花蜜です。
小麦粉(薄力粉)は、エクリチュールを使いました。
砂糖は喜界島の粗糖をよく使っていますが、グラニュー糖でもOKです。

【材料】18cmのパウンドケーキ型2本分
薄力粉 200g
ベーキングパウダー 4g(小さじ1)
無塩バター 200g
卵 4個(1個約50g)
砂糖 130g
蜂蜜 60g
レモン 1個(防カビ剤、ワックスのいずれも使用していないもの)

【作り方】
(1) バターを室温に置き、柔らかくする。時間がない時は、電子レンジに少しかけるとよい。
(2) バターと砂糖をボウルに入れ、白っぽくなるまですり混ぜる。
(3) レモンの皮をすりおろし、レモン汁、はちみつと共に(2)に入れてよく混ぜる。
(4) 別容器に卵を割り、(3)の中に少しずつ注ぎ、泡立て器で混ぜる。一気に入れると分離するので注意。根気よく混ぜると乳化が起こり、クリーム状になる。
(5) 薄力粉とベーキングパウダーをふるい、(4)に投入し、ゴムベラでさっくり混ぜる。
(6) 2つの焼き型に均等に入れ、170度に予熱したオーブンで約50分焼く。家庭用オーブンでは中央がよく焼ける傾向にあるため、30分経った頃に位置を入れ替える。はちみつが入っていると焦げやすいので、40分経った頃にアルミ箔をかぶせる。竹ぐしをさして何もついてこなければ出来上がり。

部屋の中にお菓子の焼ける香りが漂うと、幸せな気分になりますね。

実を言うと昨日は、蜂蜜を分けて戴いた方をしのぶ会でした。
ゆかりのある仲間が集まり、彼の作った最後の野菜を調理してありがたく戴きました。