アメリカ本土の空調のきいたビルの一室で、コンピュータにつながったコントローラーを握ってモニターに映る敵の姿を食い入るように見つめているのは、軍服を着てはいるが、まだ幼さの残る金髪の少女。「私実際の砂漠とかには行けないけど、これなら大丈夫。ゲームみたいで簡単だし~」とにこやかに語る。戦争の現場では、空から無線操縦の攻撃機がミサイルを発射して無差別に殺しまくる。コントローラーのボタンを押した少女に殺人の実感はない。
村を焼かれ家族を殺されたものたちは、相手の姿すら見ることができない。仇を討ちたいと思う残された者たちは自作爆弾を車に積んで、自爆テロの先兵となる。
憎しみのリレーに終わりはない。
昔々初めて北海道へ出張した時のことでした。夜 現地の方が接待で寿司屋に連れて行ってくれました。並の握りを一人前ご馳走になって、「北海道の寿司はどうですか?美味いでしょう!」ときかれました。特に感動もなかったので、「いや、別に…。東京には美味しい寿司屋はいっぱいありますからね。」とおごって貰っている側にあるまじき暴言を吐きました。すると真っ赤な顔で「大将、特上一人前ね」と追加注文したのです。これが旨くないなんて言ったら許さないからねという気迫が込められていました。それはそれは美味しかったことは言うまでもありませんでした。