まずは小倉のみなさん、お世話になりましたm(_ _)m。特にたかびっちさんには、何から何まで動いて頂き、遅くまで付き合って頂いて…。ほんと楽しい小倉を過ごせて感謝しています。ありがとうございました。また来年?も機会があればよろしくお願いします。


さて、経験は昨年の1週間だけ。事実上、初の小倉という経験でしたが、我ながらこの3週間は結構貴重な体験でした。東京・中山・新潟・福島という競馬場は既に何年も経験しているので、それなりの対処の仕方を知っているんですが、経験のない場所で馬券的にどう戦っていくか?という基本に立ち返ることができたと思います。


6日間戦って事実上、勝負を決めたレースは5鞍だけでした。3・4日目の新馬戦、4日目の9Rと6日目の11・12R。それ以外は全く駄目。それでもガッチリ儲けられたのはそれぞれ理由がありました。新馬戦は明らかなモノ論。馬の完成度で計っていけば、上下差が大きいのが新馬戦ですから単純に馬を見る目があればなんとかなります。あとは絞り込めるケースや、人気とのズレが発生することもしばしばあるので、4鞍あった新馬戦は十分な結果を残せたと思います。


そして4日目の9Rゴールドサンセットと6日目の12Rのサララ・ドリームキセキは前日の「状況読み」。いずれも土曜日の状況を踏んだ上で、多分、日曜日はこういう状況だろう、と仮説して、それ以前のレースを踏んだ上で対処できたもの。もっとも6日目の12Rは東京と小倉の11Rで馬券的な決着が終わってしまったので、馬券的に熱くならずに終わってしまいましたが。。。


最後が6日目の11Rのマイネルバジリコス。前日ではまるで指針が立たなかったレースでしたが、ここまでの70Rの経験が◎を打つようにしむけた、というしかありません。馬場状況がどんどん悪化していく中で、1800mフルゲートのハンデ戦。多分ベタベタの消耗戦になるだろうということと、マイネルバジリコスの馬体を見た時の合致感。確信なんてサラサラありませんでしたが、自分の感覚を優先したのは追い込まれていたからに他なりません。土曜日が完敗でこのままじゃ引き下がれない状況、そしてこの馬が単勝21倍という世間的な盲点だったこと。あとは自分の経験とアジャスト能力を信じられるか、られないか、だけの選択でしたから。


結局のところ、馬券というのは自分のアドバンテージを最大限活かせる状況でしか、儲けを確定できないということです。私の場合でいうなら一つは「馬の基本性能を正しく見る目」であり「あるレースだけを一時的に正しく把握でき、状況に合わせて馬を選択できる経験」ということです。あとはその瞬間に自分を信じることができるかどうか?だけなんですね。みなさんにも得意パターンというのがあると思います。重要なのはそれ。なぜ得意パターンなのか?の意味づけができれば納得してお金が張れるはずです。裏を返すと馬券で儲けていくためには、如何に自分のパターンではないレースを捨てていくか?が大事だということです。経験の多い競馬場ほど、学習し慣れてしまうので捨てることができなくなりやすいんですが、基本はここにあると思いました。


パドック情報的には穴を当てつつも、全く納得がいかない結果だったんで、来年小倉に行けるとしたら、やはり今年以上、を目標にしていきたいと思います。パドック情報は数を当て、高配当当ててこそ命。テメーの馬券がどんだけ儲かろうがお話にならないですから、ね。