人間模様を垣間見るタクシー運転手―――


ってなわけで、今回は久々にダンナさんの話。




ある夜。

「荷物が多いんやけど、ええかな?」

「いいですよ、どれ?」


呼び止められての返事でございます。

荷物多いっていっても程度はあるだろうと、ねぇ。

しかしながら、甘かった…!

アパートというかマンションというか、其処から運び出されるのは

ポリ袋10個ほど(汗)

呼び止めた女性とともに、それを

タクシー車内ぎゅうぎゅうに押し込み、

別の場所へ向かいます。


「出て行け、言うから、出て行ったるねん」(怒)



夫婦喧嘩?


それにしても、ポリ袋・・(汗)

わたくしは職場で使用しているのが90Lのポリ袋なので、

大きさをそれで想像していたんですねぇ。

「10って、入りきったんか?」

「入ったで」


…、そうか。70Lとかもあるよね、ポリ袋。

50Lもあるし、それなら、10くらい車内に入るよね。


夜逃げっていうより家出なんだろうけど、

逞しいなぁと感じたしだいでございます。




そして、またある夜。

中学時代の同級生と久しぶりに会ったのが、

タクシーの客と運転手という関係で、だったり。




タクシーの車内に、煙草の臭いが染み付いているような車には

喫煙者は遠慮なく煙草を吸いはじめるのですね。

しかし、煙草の臭いのしない車内では、

断りの言葉を入れてから、煙草を吸うんだそうですよ。

染み付いた煙草の臭いの有る無しで、

煙草を吸いたくなる中枢神経が刺激されるようです。


煙草の臭いって、煙でいぶされちゃうから、

消えないですよねぇ。



では、また~。