指圧師は評価や客観的な考え方、考察が弱い。
柔整や鍼灸、整体師などに比べても圧倒的に弱い。
なかなかどうして、言われることですね。
……とまあ、そんなことは正直どうでも良いんですけど。
必要なら、学びましょう。興味が出たなら、学びましょう。
指圧師にはそのくらいの感覚で良いと思います。
馬鹿にしてるのではなく、主観だけでも治療出来るだけの手技であると思っています。

ただし、ある程度でやはりアライメント……関節の角度やら脊柱、骨盤の歪みなどを見れる必要が出てくると思います。
それが顕著なのが本来の指圧からズレてしまった時ですね。
腰痛の人に対して、腰部だけやっててなんで治らないんだ?とか、肩こりに対してなんで肩だけやって治らないんだ?とか。
指圧って本来3つの姿勢で全身をやるものじゃないですか。
だから、評価はそんなに重要じゃないんです。色んな角度で全身触るわけなので。
どこの緊張が強いせいで、どこどこのアライメントが歪んでいる……とまで考えず、慣れてくればこの緊張は取る、この緊張は取らない、とやるだけで良くなって行くはずなんです。

それでもまあ、一度は知っていた方が良い部分もあるかもしれません。
ので、概要を載せます。
これは自分の経験上の話です。絶対ではありません。
まずは当てはめてみる。そのあと自分で新しく考えてみる、とやってみてください。
原因筋だけやっても治らない、アライメントが原因のものは筋の張りが強いイメージです。

・腰痛編
腰の筋肉の一番の特徴は上体を起こすことです。
ってことは、上体が前に倒れそうな時に倒れないようにする筋肉ですね。当たり前ですが。
その他に姿勢保持筋と言われる物なので同じ姿勢を続けるものがあります。
同じ姿勢からくるものの殆どは腰部自体の問題なのでアライメントの影響はそう多くはないと思います。
なので、問題は上体を起こすのに使うってことですね。
一時的にしか治らないのは特に後者の影響が大きいです。
腰部が一番わかりやすくて、多分、聞いたことはあると思うんですが、「ハムストリングを緩めると腰部が緩む」ってやつです。
これが一番わかりやすいアライメントですね。
ハムストリングの緊張が強いとどうなるか。
起始停止を考えれば分かる通り、膝関節の屈曲がメインですね。
ってことは、その膝屈曲から伸展をするとどうなるか。骨盤が後傾しますね。
そうなると身体が後ろに倒れそうになるため、身体を前に曲げる必要が出ます。
そうなると、腰部の筋肉が伸びますね。
伸ばされ続けた筋はどうしても痛みが出やすくなります。伸ばされ続けた筋肉のマッサージをしても大した意味はないでしょう。
そしたらハムストリング「も」しっかりやる必要がありますね。
背部が伸びてるってことは腹部が縮んでる。そしたら腹部もやる必要があります。
今度身体を丸める形になるので肩関節が内旋、頚部が伸展になりやすい。
ってことは胸部、頚部もやる必要がある……。
わかります?結局全身やらないといけないんです。

60分治療は出来ておらず、時間がなくて全身やる余裕がないのであれば上記の評価が特に重要になります。
下手すると腰部よりもハムストリングに時間かけた方が良くなるかもしれませんよ。


ハムストリングが原因になるのってどういう生活状況?と思うでしょうがそれは次にします。
それもまた評価で考察です。めんどくさいですねぇ。
なので全身治療が大切なんです。
とはいえまあ、短時間治療が求められる部分もあると思うので自分の知識でよければ役に立ててくださいな。